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国内レース他 ニュース

投稿日: 2020.02.07 15:37
更新日: 2020.05.21 15:48

トヨタがドライバー育成プログラムを『TGR-DC』に統合。ラリー競技での発掘・育成強化

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国内レース他 | トヨタがドライバー育成プログラムを『TGR-DC』に統合。ラリー競技での発掘・育成強化

 TOYOTA GAZOO Racingは、2月7日に発表した2020年のモータースポーツ活動計画のなかでドライバー育成プログラムについても言及。これまでの各プログラムを統合し、新たに『TGRドライバー・チャレンジ・プログラム(TGR-DC)』として育成を進めていくことを明らかにした。

 これまでトヨタが実施してきた若手ドライバー育成プログラムには、TGRラリーチャレンジプログラム、TGR WECチャレンジプログラム、トヨタ・ヤング・ドライバーズ・プログラム(TDP)、フォーミュラトヨタ・レーシングスクール(FTRS)があり、中嶋一貴や小林可夢偉といったドライバーを輩出。現在も勝田貴元や山下健太などがプログラムに参加している。

トヨタがドライバー育成プログラムを統合。新たに『TGRドライバー・チャレンジ・プログラム(TGR-DC)』として運用する
トヨタがドライバー育成プログラムを統合。新たに『TGRドライバー・チャレンジ・プログラム(TGR-DC)』として運用する

 2020年からは、これら4つのプログラムを統合。TGR-DCに名称を変更して若手レースドライバー/ラリードライバーの育成を進めていく。

 特に2018~19年に、マニュファクチャラーズタイトルやドライバーズ/コドライバーズタイトルを獲得しているWRC世界ラリー選手権を頂点とするラリー競技については、現在活動中の勝田に続く若手ラリードライバーを育成するため体制を強化する。

TGR WRCチャレンジプログラムに参加している勝田貴元
TGR WRCチャレンジプログラムに参加している勝田貴元

 具体的には、新たにラリー競技でのTGR-DC育成ドライバー枠を新設し、国内ラリーに参戦している若手や、サーキットレースのFIA-F4選手権に参戦しているスカラシップドライバーから選出する形を検討するとのことだ。

 そのためFIA-F4参戦ドライバーについては、サーキットだけではなく、ダート(未舗装路)や雪上での走行トレーニングも実施していくという。

 また、今回の育成プログラム再編にあわせ、勝田が参加しているラリーチャレンジプログラムについては『TGR WRCチャレンジプログラム』へと名称を変更することもアナウンスされた。

 2020年のTGR-DC育成ドライバーは、坪井翔、宮田莉朋、小高一斗の3名で、それぞれ、スーパーGTや全日本スーパーフォーミュラ選手権、全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権などを戦っていく。

 FTRSについては、『TGR-DCレーシングスクール』へと名称を変更し、国内外のトップカテゴリーで活躍できるレーシングドライバー、ラリードライバーを発掘していく。

 レーシングスクール受講者のなかで、優秀で将来性を見込めるドライバーについては、次年度以降のレース参戦を支援するほか、ダート・スノー路面での走行トレーニングも行うとのこと。なお、2020年の実施日程は未定とされている。

TGR WECチャレンジプログラムに参加している山下健太
TGR WECチャレンジプログラムに参加している山下健太

バーレーンで行われたWECルーキーテストでは、TGR WECチャレンジプログラムに参加している山下健太もトヨタTS050ハイブリッドのステアリングを握った
バーレーンで行われたWECルーキーテストでは、TGR WECチャレンジプログラムに参加している山下健太もトヨタTS050ハイブリッドのステアリングを握った

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