ピレリスーパー耐久シリーズに参戦する浅野レーシングサービスは3月10日、2020年の参戦体制を発表した。長年チームを支える株式会社ウェッズが今季もメインスポンサーとなり、ST-4クラスにトヨタ86で参戦するが、Cドライバーとして新たに土屋武士が加わることになった。
茨城県に本拠を置く浅野レーシングサービスは、浅野自動車を母体としたレーシングチームで、1975年からレースを戦う名門。TSレースをはじめグループA、JTCC全日本ツーリングカー選手権と、国内トップカテゴリーで活躍し、近年はスーパー耐久ST-4を主戦場としている。
そんな浅野レーシングサービスだが、2020年もマシン製作、メンテナンス、Aドライバーを67歳の大ベテラン、浅野武夫が務める。一方でBドライバーには、スーパー耐久参戦2年目で、20歳の藤原大暉が決まった。
さらに今季、Cドライバーには驚きのメンバーが加わった。つちやエンジニアリングのオーナー兼監督・エンジニアにして、2016年スーパーGT GT300クラスチャンピオンの土屋武士が、ドライバーとして加わることになったのだ。
また、D〜Fドライバーとして井上雅貴、芝叔和、西村和則が加わり、A〜Cドライバーを支えることになる。
浅野真吾チーム監督は、2020年に向けて「今年もウェッズ様にサポートしていただきありがとうございます。今年は若く活きのいい藤原大暉をBドライバーとし、またスーパーGTなどで活躍されている土屋武士さんをドライバーとして迎えいれ、チーム一丸となり、今年こそはと強い思いでシリーズチャンピオンを目指します」と意気込みを語った。
また、Aドライバーの浅野武夫も「今年もスーパー耐久に参戦できることを嬉しく思っています。これも協賛していただいている方々と、協力してくださるスタッフの皆さまのおかげです。その期待に応えるためにも、精一杯の努力を心掛けていきますので、応援よろしくお願い致します」と語った。
Bドライバーの藤原は「今年も浅野レーシングサービスからST-4クラスに86で参戦させていただくことになりました。去年は思うような成績を残すことができず悔しい思いをしたので、今年はその反省を活かし浅野選手、そして新しく加わった土屋選手からいろいろなことを吸収したいと思います。まだまだ未熟なところがありますが、精一杯頑張りますので応援よろしくお願い致します」と語っている。
そして、「スーパー耐久に浅野レーシングサービスさんから、ドライバーとして走れることを嬉しく思います」というのは土屋だ。
「浅野武夫さんは、僕が高校生の時に父親のチームをメカニックとして手伝っていた時からドライバーとして走られていて、その武夫さんと一緒に走りたい、浅野レーシングさんと一緒にレースがやりたい! 思ったことが、このたびジョイントするきっかけになりました」と土屋はチーム加入の理由を語る。
「プライベータ-として活動する大変さは、スーパーGTもスーパー耐久もなんら変わりません。ただ、レースが好きという情熱の元に集まっている仲間とともに、たくさんの人たちにレースの楽しさや魅力をお伝えできるようなレースができれば最高です! ぜひ応援をよろしくお願い致します!」
浅野レーシングサービス
ピレリスーパー耐久シリーズ2020 参戦体制
チーム名:浅野レーシングサービス
参戦クラス:ST-4クラス
参戦マシン:トヨタ86(ZN6)
チーム代表:浅野真吾
Aドライバー:浅野武夫
Bドライバー:藤原大暉
Cドライバー:土屋武士
車両名称:WedsSport 86
カーナンバー:18
ホイール:WedsSport TC105X
車両メンテナンス:浅野レーシングサービス