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国内レース他 ニュース

投稿日: 2020.06.17 19:35
更新日: 2020.06.17 23:39

エヴァンゲリオンレーシング、D1に向けて“リフトオフ”。初号機カラーのGRスープラをお披露目

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国内レース他 | エヴァンゲリオンレーシング、D1に向けて“リフトオフ”。初号機カラーのGRスープラをお披露目

2020年のD1グランプリに参戦するWeins 横浜トヨペット with 俺だっ!は6月17日、参戦車両『エヴァRT初号機GRスープラ』のお披露目イベントを開催し、エヴァンゲリオン初号機カラーをまとったD1参戦用GRスープラを公開した。

2020年で設立10周年の節目を迎えたエヴァンゲリオンレーシングは、スーパーGTや鈴鹿8時間耐久ロードレースへの参戦に加え、今年はドリフト競技の最高峰であるD1グランプリにも参戦を開始する。

チームはD1に豊富な参戦経験を持つ『俺だっ!レーシング』とコラボし、『Weins 横浜トヨペット with 俺だっ!』として参戦する。俺だっ!レーシングはTeam TOYO TIRES DRIFT GR SupraとしてもD1に参戦するため、GRスープラ2台体制を構築することになる。

初号機カラーをまとうエヴァRT初号機GRスープラはマレーシア人のツンクー・ジャン・レイがドライブする。タイヤはTOYO TIRESだ。

ジャン・レイはマレーシアや中国のドリフトシリーズを中心に戦ってきたドライバーでFIA IDCインターコンチネンタル・ドリフティングカップへの出場経験はあるものの、D1グランプリに参戦するのは今年が初めてだ。

17日、チームはYouTube Liveを通じて完成お披露目イベントを開催。ここで実車を披露し、ジャン・レイが意気込みを語ったほか、チームに華を添えるエヴァンゲリオンレーシングRQ2020、2020 Team TOYO TIRES DRIFT GALSも登場した。

横浜トヨペットの宮原漢二代表取締役社長は「神奈川県を拠点に活動している私たちにとって、これからも、どのように神奈川県と成長していけるか、そして神奈川県に恩返し、貢献ができるかがテーマ」だと語る。

「私たちの得意分野はクルマです。レースを通して地元貢献させていただくことも、我々にとって大事な役割です」

「今年はエヴァンゲリオンレーシング10周年という節目に、コラボレーションする機会を得られました。本当に特別な機会だと思っています。エヴァの聖地は神奈川県箱根。私たちも神奈川県が拠点です。もうこれは”シンクロ率400%”と言えるでしょう!(笑)」

「本年はTeam TOYO TIRES DRIFT GR Supra、Weins 横浜トヨペット with 俺だっ!として2台のGRスープラを走らせます。この2台が最高の形でレースに挑めるよう、私たちが得意とする技術力で支えてまいります」

アンベイルされるエヴァRT初号機GRスープラ
アンベイルされるエヴァRT初号機GRスープラ

マシンのアンベイルは宮原代表取締役社長とエヴァンゲリオンレーシングRQ2020で綾波レイ役を務める優月さんが行い、パープルを主体にグリーンとオレンジの差し色が入ったGRスープラがお披露目された。

マシンの心臓部となるのはトヨタの3UZエンジン。V型8気筒の4300ccエンジンで最高出力1000馬力以上、最大トルク100kgオーバーを目標に開発されたものだ。この3UZエンジンは2019年のD1で川畑真人がドライブしたGRスープラに載っていたものと同じく上方排気となっている。

そのほかリヤサスペンションやリヤフェンダーなどにも手が加えられダウンフォース性能向上が図られたほか、エンジンフード、ルーフのカーボン化など各種軽量化も図られている。

開発を指揮した横浜トヨペットの矢島一豊取締役は車両開発のコンセプトをエヴァンゲリオンになぞらえ、”マシンとドライバーの100%シンクロ率”と表現し、ドライバビリティの向上に念頭をおいて開発を進めてきたと明かした。

マレーシアからZoom経由でイベントにリモート出演したジャン・レイは「D1グランプリはドリフトのパイオニアといえるシリーズで、その競技内容はトップクラスだと思う。簡単な戦いではないと思うけれど、俺だっ!レーシングや横浜トヨペットと力をあわせて上位を目指したい」と語った。

イベントにはエヴァンゲリオンレーシングRQ2020が新コスチューム披露を行い、綾波レイ役の優月さん、式波・アスカ・ラングレー役の引地裕美さん、真希波・マリ・イラストリアス役の渡邊海音さん、碇シンジ役の杉原枝利香さん、渚カヲル役の藤谷梨砂子さんが真新しいコスチュームに身を包んで登場したほか、2020 Team TOYO TIRES DRIFT GALSの安西栞莉さん、山本もえぎさんも登場した。

D1の2020年シーズンは新型コロナウイルス感染拡大の影響で開幕が遅れており、6月1日時点では7月23〜24日の第1戦奥伊吹は無観客での開催となるが、新型コロナ感染防止策に伴い、ドライバーであるジャン・レイの入国が難しいとのことで開幕戦への参戦は見送り。動向を踏まえながら活動内容を決めていくことになる。

残念ながら開幕戦を戦う姿を見ることはできないエヴァRT初号機GRスープラだが、実力十分の海外ドライバーとGRスープラと3UZエンジンの組み合わせ、なにより人気のエヴァとのコラボレーションということで注目度は抜群。2020年のD1で台風の目となりそうだ。

エヴァRT初号機GRスープラ
エヴァRT初号機GRスープラ
エヴァRT初号機GRスープラ
エヴァRT初号機GRスープラ
エヴァRT初号機GRスープラのフロントライト
エヴァRT初号機GRスープラのフロントライト
エヴァRT初号機GRスープラのフロントライト。作中の暴走を表現するように赤く光らせることもできる
エヴァRT初号機GRスープラのフロントライト。作中の暴走を表現するように赤く光らせることもできる
エヴァRT初号機GRスープラ
エヴァRT初号機GRスープラ
エヴァRT初号機GRスープラのリヤ周り
エヴァRT初号機GRスープラのリヤ周り
エヴァRT初号機GRスープラのリヤ周り
エヴァRT初号機GRスープラのリヤ周り
エヴァRT初号機GRスープラのボンネット内部。エンジンカバーもエヴァカラーに彩られる
エヴァRT初号機GRスープラのボンネット内部。エンジンカバーもエヴァカラーに彩られる
エヴァRT初号機GRスープラ
エヴァRT初号機GRスープラ
イベントでエヴァンゲリオンRQ2020は会場内のエスカレーターを使って登場した
イベントでエヴァンゲリオンRQ2020は会場内のエスカレーターを使って登場した

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