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国内レース他 ニュース

投稿日: 2020.08.04 12:17
更新日: 2020.08.04 12:43

フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップが開幕。阪口晴南が3レースを制する

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国内レース他 | フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップが開幕。阪口晴南が3レースを制する

 フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップが8月2日、富士スピードウェイで開幕した。フォーミュラリージョナル(FR)は、FIAが新たに定めたフォーミュラカーレースのクラス分けに基づく国際共通カテゴリーで、すでにヨーロッパ選手権、アメリカ選手権、アジア選手権が開催されている。FIAは、従来F3として存在したクラスをFIA-F3とFRに分割し、4輪レース入門者はまずFIA-F4で経験を積んだ後FR、FIA-F3、F2とステップアップしながらスーパーライセンスポイントを積み上げ、F1グランプリを目指すよう位置づけている。

 FRでは、各シリーズがそれぞれFR規定に合致するシャシーとエンジンを選定したワンメイクレースとなっており、新たに加わるフォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップでは国内コンストラクターである童夢が開発した童夢F111/3・アルファロメオが用いられる。

 フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップは、富士スピードウェイ、ツインリンクもてぎ、スポーツランドSUGO、岡山国際サーキット、オートポリスを転戦する年間6ラウンド全14レースが開催予定で、全体の順位を競うオーバーオールクラスの他に、年齢50歳以上のドライバーを対象としたマスターズクラスも設けられ、上位カテゴリーへのステップアップを期する若い選手と並び、いわゆるジェントルマンも広く迎え入れることになっている。

 あいにく無観客開催となったシリーズ開幕戦にはマスターズクラス7名を含む13名のエントリーがあり、土曜日に2回の公式予選と2回の決勝レース、日曜日に1回の決勝レースが行われた。

 オーバーオールクラスでは、今回初めてFRに乗った阪口晴南が圧倒的に速く、公式予選では2回ともベストラップを記録して3レースともポールポジション(3レース目は1回目予選のセカンドベストタイムでグリッドを決定)からスタート、3レースとも優勝、レース中ファステストラップを記録するという圧勝を遂げた。

 阪口の後方ではFR規定で行われるFIA-F3アジア選手権出走経験のある金丸ユウ、高橋知己に加えすでに実戦経験豊富な篠原拓朗、阪口良平、TOM’S期待の育成ドライバーである古谷悠河が激戦を繰り広げた。

 3連続独走でポールトゥウィンを飾った阪口は、「FRは初めてだったので楽しみであり不安もありましたが勝てて嬉しいです。FRはFIA-F4よりエンジンパワーとダウンフォースがありセッティングに敏感に反応してくれるので、とてもためになるカテゴリーだと思いました」と感想を語った。

 マスターズクラスではポルシェカレラカップで活動中の今田信宏が2勝、昨年まで全日本F3選手権マスタークラスを闘いFIA-F3アジア選手権にも出走経験もあるDRAGONが1勝を記録した。

 フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップ第2ラウンド(第4戦から第6戦)は8月22日〜23日、スポーツランドSUGOで開催予定である。

#3 阪口晴南(SUTEKINA RACING TEAM)
#3 阪口晴南(SUTEKINA RACING TEAM)
#5 金丸ユウ(SUTEKINA RACING TEAM)と#3 阪口晴南(SUTEKINA RACING TEAM)
#5 金丸ユウ(SUTEKINA RACING TEAM)と#3 阪口晴南(SUTEKINA RACING TEAM)
#6 高橋知己(Super License)
#8 篠原拓朗(SUTEKINA RACING TEAM)
#8 篠原拓朗(SUTEKINA RACING TEAM)
#4 今田信宏(EAGLE SPORT)
#4 今田信宏(EAGLE SPORT)
#30 DRAGON(B-Max ENGINEERING)
#30 DRAGON(B-Max ENGINEERING)


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