国内で唯一、開発競争があるミドルフォーミュラ『JAF-F4』。とはいえ、どのようなカテゴリーなのか、その実態を詳しく知る方はそう多くないのではないだろうか。auto sport本誌では昨年に引き続き、2020年もJAF-F4の魅力を探る記事を紹介していく。
JAF-F4はF3とFJ1600の間を埋めるカテゴリーとして1993年に誕生し、20年以上の歴史を持つミドルフォーミュラ。古くは道上龍に始まり、塚越広大、平川亮なども、F4を経て国内最高峰の舞台へと駆け上がっていったドライバーたちだ。近年もFJ1600からF4に進む若手ドライバーの数が増えている。
『2020 JAF-F4 PADDOCK NEWS Vol.3』では、JAF-F4に参戦するジェントルマンドライバーのKAMIKAZEに話を聞いた。KAMIKAZEは2019年にスーパーFJ筑波シリーズで王者となり、今シーズンはJAF-F4にステップアップし、こちらでもシリーズチャンピオンを狙っているドライバーだ。
そんな彼は、かつてはプロドライバーを目指しオーディションも受けたが、そこで見たとある理由によりプロへの道を断念。自分のレースを楽しむという方向へシフトしたKAMIKAZEだが、自身のレースへの情熱は尽きることなく“いじれるフォーミュラ”であるJAF-F4マシンのレベルアップに着手している。
今後は自らが提案し、名門イケヤフォーミュラと共同開発したパドルシフトシステムを実戦投入しようと熟成を進めているという。そんなオリジナルパーツたちをなぜ製作するようになったのか、そして、ジェントルマンドライバーKAMIKAZEのJAF-F4に対する想いなどは下記のPDFを読んでほしい。
2020 JAF-F4 PADDOCK NEWS Vol.3:まだ見えぬ速度域へ挑む(PDF)