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国内レース他 ニュース

投稿日: 2020.09.27 10:32
更新日: 2020.09.28 19:03

スーパーフォーミュラ・ライツ:阪口が宮田とのマッチレースを制し嬉しいSFL初優勝!

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国内レース他 | スーパーフォーミュラ・ライツ:阪口が宮田とのマッチレースを制し嬉しいSFL初優勝!

 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第5戦は9月27日、岡山国際サーキットで25周の決勝レースが行われ、スタートを制した阪口晴南(Buzz Racing with B-MAX)が宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM’S 320)とのマッチレースを制し、嬉しいスーパーフォーミュラ・ライツ初優勝を飾った。

 9月26日に行われた第4戦に続き、9月27日9時にスタートが切られた全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第5戦。朝から晴れ間が広がるなか迎えたレースでは、2番手スタートの阪口晴南(Buzz Racing with B-MAX)が抜群のスタートを決め、トップで1コーナーへ。今季初めてポールポジションスタートの宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM’S 320)がトップを奪われることになった。

 一方、後方では3番手スタートの片山義章(B-MAX RACING with OIRC)と4番手スタートの名取鉄平(TODA FIGHTEX)が争いながらヘアピンへ。ただ、進入でブレーキングで白煙を上げた片山のインに名取が飛び込むが、立ち上がりで2台は接触。片山がイン側のグリーンに飛び出してしまう。

 片山はリボルバーでコースに出るが、そこへ後方から来た7番手スタートの河野駿佑(RS FINE K&N 320)や6番手スタートの神晴也(Albirex-RT)が差しかかり、河野のリヤに神が接触。片山、河野がコース上にストップし、リボルバーで後方のマシンが渋滞のような状況になってしまったため、これでセーフティカー導入となった。

 この時点でトップは阪口で、2番手に宮田、3番手に小高一斗(カローラ中京 Kuo TOM’S 320)と続き、アクシデントをうまく避けた影山正美(MASAMI PROJECT with B-MAX)が4番手。マスタークラス首位のDRAGON(TEAM DRAGON SFL)が一度グラベルに飛び出しながらもコースに戻り、5番手につける。

 レースは5周目にリスタートが切られ、阪口がトップを守るものの、宮田がピタリと背後につけ、小高が続く展開。影山はDRAGONとリスタート後攻防を展開するが、影山はきっちりと順位をキープ。しかし10周を過ぎるころには、後方から入山翔(Albirex-RT)をかわしてきた名取が11周目にDRAGONをパスすると、さらに翌周には影山もオーバーテイク。さらに入山もDRAGON、影山をかわしていった。

 一方トップ争いは12周を迎える頃になると、首位の阪口と2番手の宮田の差が広がりはじめた。しかし、宮田はファステストラップを更新しながらふたたび阪口とのギャップを縮めていく。ファイナルラップに至るまで2台の差は1秒以内だったが、阪口は最後までつけいるスキをみせず、25周を走りきりトップチェッカー! 阪口が2016年の全日本F3参戦以来、悲願の初優勝を飾ることになった。

 2位は宮田で、2台を追っていた小高が3位。1周目のアクシデントから追い上げをみせた名取が4位に、入山が5位で初ポイントを獲得した。一方、最後までDRAGONを防ぎきった影山がひさびさのフォーミュラで6位に食い込み、1ポイントを獲得している。マスタークラスはDRAGONの優勝となった。

2020 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第5戦岡山
決勝結果

Pos No Cls Driver Car Engine Laps Grid Qualify
1 50 阪口晴南 Buzz Racing with B-MAX スピースA41 25 2 1’21.788
2 36 宮田莉朋 カローラ中京 Kuo TOM’S 320 トヨタ-トムスTAZ31 25 1 1’21.430
3 37 小高一斗 カローラ中京 Kuo TOM’S 320 トヨタ-トムスTAZ31 25 5 1’22.380
4 2 名取鉄平 TODA FIGHTEX 戸田TR-F301 25 4 1’22.333
5 5 入山翔 Albirex-RT 東名TB14F3 2020 25 10 1’23.658
6 52 影山正美 MASAMI PROJECT with B-MAX スピースA41 25 8 1’23.374
7 30 M DRAGON TEAM DRAGON SFL スピースA41 25 9 1’23.421
8 10 M 植田正幸 Rnsports320 スピースA41 25 11 1’23.971
9 13 M 吉田基良 B-MAX ENGINEERING スピースA41 24 12 1’26.398
R 35 河野駿佑 RSFINE K&N 320 トヨタ-トムスTAZ31 4 7 1’22.649
R 51 片山義章 B-MAX RACING with OIRC スピースA41 0 3 1’22.214
R 3 神晴也 Albirex-RT 東名TB14F3 2020 0 6 1’22.491

ファステストラップ:宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM’S 320) 1’22.964 23/25

全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第5戦のスタート
全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第5戦のスタート
1周目、リボルバーでのアクシデント
1周目、リボルバーでのアクシデント
1周目、リボルバーでのアクシデント
1周目、リボルバーでのアクシデント
阪口晴南(Buzz Racing with B-MAX)
阪口晴南(Buzz Racing with B-MAX)
宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM'S 320)を振り切りトップチェッカーを受けた阪口晴南(Buzz Racing with B-MAX)
宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM’S 320)を振り切りトップチェッカーを受けた阪口晴南(Buzz Racing with B-MAX)
名取鉄平(TODA FIGHTEX)と影山正美(MASAMI PROJECT with B-MAX)の攻防
名取鉄平(TODA FIGHTEX)と影山正美(MASAMI PROJECT with B-MAX)の攻防
入山翔(Albirex-RT)
入山翔(Albirex-RT)
影山正美(MASAMI PROJECT with B-MAX)は6位1ポイントを獲得した。
影山正美(MASAMI PROJECT with B-MAX)は6位1ポイントを獲得した。
全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第5戦 表彰台
全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第5戦 表彰台
全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第5戦で初優勝を飾った阪口晴南(Buzz Racing with B-MAX)とマスタークラス優勝のDRAGON(TEAM DRAGON SFL)
全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第5戦で初優勝を飾った阪口晴南(Buzz Racing with B-MAX)とマスタークラス優勝のDRAGON(TEAM DRAGON SFL)


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