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国内レース他 ニュース

投稿日: 2020.10.31 20:50
更新日: 2020.10.31 21:25

スーパー耐久岡山:優勝候補にアクシデントが続いたGr-2決勝。林テレンプとOVER DRIVEが制す

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国内レース他 | スーパー耐久岡山:優勝候補にアクシデントが続いたGr-2決勝。林テレンプとOVER DRIVEが制す

 10月31日、ピレリ・スーパー耐久シリーズ2020第3戦『スーパー耐久レースin岡山』のGr-2(ST-4、ST-5クラス)決勝レースが、岡山国際サーキットで行われ、ST-4クラスは林テレンプ SHADE RACING 86(平中克幸/国本雄資/HIRO HAYASHI/石川京侍)が今季初優勝を決めた。ST-5クラスはodula AVANTECH ロードスター(橋本陸/妹尾智充/貫戸幸星)が接戦を制し、今季初優勝を飾った。

 決勝当日の朝8時から行われた公式予選でST-4クラスポールポジションを獲得したのはGRGarage水戸インターGR86(久保凜太郎/細川慎弥/坪井翔)。

2番手は林テレンプ SHADE RACING 86、3番手にENDLESS 86(小河諒/宮田莉朋/松井孝允)、4番手はKTMS 86(野中誠太/平良響/翁長実希)が獲得している。

 ST-5クラスポールポジションはodula AVANTECH ロードスターが獲得。2番手に村上モータースMAZDAロードスター、3番手にodula TONE Idia ロードスター(武地孝幸/萬雲恒明/外園秋一郎)、4番手にTHE BRIDE FIT(太田侑弥/伊藤裕士/松尾充晃/カルロス本田)という順で並んだ。

 13時33分、気温17度、路面温度は32度、天候は快晴というコンディションのなか、ST-4、ST-5の全21台による決勝がスタートした。

■ST-4:優勝候補にアクシデントが続く

 ST-4クラスのポールポジションを獲得したGRGarage水戸インターGR86の細川慎弥は第1コーナーでポジションを守るも、バックストレートで林テレンプ SHADE RACING 86の平中克幸にかわされ、ポジションを下げてしまう。

 林テレンプ SHADE RACING 86、GRGarage水戸インターGR86、ENDLESS 86の上位3台はトップ集団を形成し、4番手KTMS 86を突き放す。

 3番手ENDLESS 86の松井孝允が2番手の細川に急接近。松井は8周目の1コーナーでイン側からオーバーテイクを仕掛けたが、2台は接触。GRGarage水戸インターGR86はアウト側のグラベルに弾き出されてしまう。

 グラベルから自力で脱出ができない細川はコースオフィシャルの手によりコースに復帰するも、この時点でトップから2周遅れとなってしまった。

 42周目にST-4クラス2番手のENDLESS 86の松井、44周目にトップの林テレンプ SHADE RACING 86の平中がピットイン。2台ともタイヤ無交換で第2スティントに入ったが、1回目のピットを終えた時点で林テレンプ SHADE RACING 86が首位に浮上した。

 59周目、ENDLESS 86の宮田はヘアピンコーナーでトップの林テレンプ SHADE RACING 86をオーバーテイクに成功し、ENDLESS 86がトップにおどり出ると徐々に2番手とのギャップを広げる。

 最後まで2度目のピットを引っ張ったENDLESS 86が80周目にピットイン。トップでコースに復帰したENDLESS 86だったが、イエロー区間でST-5クラスの車両をオーバーテイクしたことで、ドライブスルーペナルティが掲示されてしまう。

 ピットアウト翌周にドライブスルーペナルティを消化も、林テレンプ SHADE RACING 86の石川が先行しトップに浮上。

 ENDLESS 86の第3スティントを務める松井は首位を奪還するべくハイペースで追うが、林テレンプ SHADE RACING 86が2.8秒のギャップを守ったままトップでチェッカーを受け、林テレンプ SHADE RACING 86が今季初優勝を手にした。

■ST-5:odula AVANTECH ロードスターがポール・トゥ・ウィン

 スタートで村上モータースMAZDAロードスターの谷川達也がポールスタートのodula AVANTECH ロードスターの妹尾智充をかわすなど、こちらも1周目からトップ争いが過熱。

 2番手にポジションを落としたodula AVANTECH ロードスターは55周目にピットへ。3周後、村上モータースMAZDAロードスターがピットに入ったが、odula AVANTECH ロードスターにアンダーカットされてしまう。

 44周目、ヘアピンカーブでST-5クラスのヒロマツデミオマツダ2とTHE BRIDE FITが接触し、コース上にデブリが散乱してしまう。このデブリの回収のためフルコースイエロー(FCY)が導入された。

 レース時間が残り40分となったところで、2番手を走る村上モータースMAZDAロードスターがウィリアムズコーナーのスポンジバリアに接触しマシンを止めてしまう。このアクシデントで2度目のFCYが導入された。

 odula AVANTECH ロードスターは2番手J’S RACING☆FITに31秒のギャップを築いてトップでチェッカーを受け、今季初優勝を手にした。

 2グループに分かれて決勝レースが開催されるピレリ・スーパー耐久シリーズ2020第3戦『スーパー耐久レースin岡山』。Gr-1(ST-X、ST-Z、ST-TCR、ST-1、ST-2、ST-3)決勝レースは11月1日13時30分から行われる。

スーパー耐久2020 第3戦 スーパー耐久レースin岡山Gr-2 決勝スタート
スーパー耐久2020 第3戦 スーパー耐久レースin岡山Gr-2 決勝スタート
林テレンプ SHADE RACING 86(平中克幸/国本雄資/HIRO HAYASHI/石川京侍)
林テレンプ SHADE RACING 86(平中克幸/国本雄資/HIRO HAYASHI/石川京侍)
ENDLESS 86(小河諒/宮田莉朋/松井孝允)
ENDLESS 86(小河諒/宮田莉朋/松井孝允)
Weds Sport 86(浅野武夫/藤原大暉/土屋武士
Weds Sport 86(浅野武夫/藤原大暉/土屋武士)
林テレンプ SHADE RACING 86(平中克幸/国本雄資/HIRO HAYASHI/石川京侍)
林テレンプ SHADE RACING 86(平中克幸/国本雄資/HIRO HAYASHI/石川京侍)
GRGarage水戸インターGR86(久保凜太郎/細川慎弥/坪井翔)は、2周遅れの5位でチェッカーを受けた。
GRGarage水戸インターGR86(久保凜太郎/細川慎弥/坪井翔)は、2周遅れの5位でチェッカーを受けた。
スーパー耐久2020 第3戦 スーパー耐久レースin岡山Gr-2 決勝スタート
スーパー耐久2020 第3戦 スーパー耐久レースin岡山Gr-2 決勝スタート
odula AVANTECH ロードスター(橋本陸/妹尾智充/貫戸幸星)
odula AVANTECH ロードスター(橋本陸/妹尾智充/貫戸幸星)
J’S RACING☆FIT(梅田真祐/久保田英夫/窪田俊浩)
J’S RACING☆FIT(梅田真祐/久保田英夫/窪田俊浩)
ヒロマツデミオマツダ2(佐々木孝太/吉田綜一郎/大崎悠悟/加藤潤平)
ヒロマツデミオマツダ2(佐々木孝太/吉田綜一郎/大崎悠悟/加藤潤平)


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