FIA-F4シリーズの最終大会がツインリンクもてぎで、今季2回目の1大会3レース形式で行われ、それぞれウィナーが異なる戦いとなった。そして2代目チャンピオンは、宮田莉朋(FTRSスカラシップF4)が獲得している。
熊本地震の影響で中止になったオートポリス大会の代替レースが、夏の富士大会に続いて最終のもてぎ大会にも組み込まれ、土曜日に2戦、日曜日に1戦、決勝レースが行われることとなった。富士大会との違いは、メインレースのスーパーGTも2レース開催ということもあり、一回だけの予選は金曜日に実施されたことだ。これが後々、大きな影響をもたらすこととなる。
練習走行では、ポイントリーダーの宮田莉朋(FTRSスカラシップF4)が絶好調。木曜日までのドライコンディションでも、金曜日のウエットコンディションでも、最速タイムを記録していたからだ。
そして迎えた予選はウエットコンディション。だが、ベストタイムもセカンドベストタイムも宮田を抑えてトップだったのは、大湯都史樹(エヴァRT弐号機tanzen Rn-s)だった。「練習までは不安もあったんですが、走り方もセッティングもガラリと変えてみたら、いい方向に行って、しかもベストもセカンドもトップだったのは、すごく自信になりました。こういう結果になったからには(チャンピオンを)必ず獲ります!」と大湯。
一方、2戦とも宮田に続く3番手と4番手は、阪口晴南(HFDP/SRS/コチラレーシング)と大滝拓也(SRS/コチラレーシング)だった。