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国内レース他 ニュース

投稿日: 2021.05.05 21:10
更新日: 2021.05.05 21:13

2021年FIA-F4が富士で開幕。第1戦で木村偉織が、第2戦で野中誠太が初優勝を手にする

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国内レース他 | 2021年FIA-F4が富士で開幕。第1戦で木村偉織が、第2戦で野中誠太が初優勝を手にする

 5月3日、2021年のFIA-F4選手権が富士スピードウェイで開幕を迎えた。第1戦のポールポジションは木村偉織(HFDP/SRS/コチラレーシング)が、第2戦のポールポジションが小出峻(HFDP/SRS/コチラレーシング)が獲得。第1戦決勝では、木村がポール・トゥ・ウィンを達成。第2戦決勝では野中誠太(TDC-DC RSトムススピリットF4)がスタートで前に出ると、そのまま逃げ切り、それぞれ初優勝を飾っている。

 2020年シーズンのシリーズチャンピオンの平良響、そしてランキング2位の平木玲次がFIA-F4から卒業を果たしたものの、昨シーズンは10月の開幕だったため、今季は例年以上に継続参戦のドライバーが多い。またホンダの育成プログラム、ホンダ・フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト(HFDP)も活動を再開したこともあって、今年は混戦となることが予想されていた。

 コンディションに恵まれた予選において、ベストタイムをマークしたのは荒川麟(TGR-DC RSトムススピリットF4)。TGR-DCレーシングスクールを受講せず、異例の抜擢を受けたドライバーだったが、複数回の走路外走行のペナルティにより、7グリッド降格で“幻のポール”となってしまう。

 これにより、繰り上がって第1戦のポールを木村が獲得、1年間のブランクを感じさせない走りを見せていた。チームメイトの小出が2番手、そして3番手は野中が獲得。一方、セカンドベストタイムによる第2戦のポールは獲得し、野中、木村、荒川の順で続くこととなった。

「1年間レースしていなかったので、想像以上に緊張していて、久々の空気感に飲まれそうな感じです」と語っていた木村だったが、決勝レース第1戦ではしっかりTGRコーナーへのホールショットを決めて、トップでレースを開始する。

 しかし、そのまま後続を振り切ることはできず、小出と野中、そして太田格之進(HFDP/SRS/コチラレーシング)が食らいついて離れない。緊張感の続くトップ争いが最後まで続いたものの、4人の順位は入れ替わることなく、逃げ切った木村が初優勝。

「本当に嬉しいです、決して楽なレースじゃなかっただけに。後ろからのプレッシャーがすごくて、ワンミスが命取りになるので、そういう意味ですごく大変なレースでした」と木村。

 2位は小出、3位は野中が獲得。一方、8番手スタートだった荒川は6位まで上がるのがやっとだった。

 そして、インディペンデントカップでは、第1戦は急きょ代役出場が決まったDRAGON(ZAP SPEED F110)が、HIROBON(Rn-sports Andare)を終盤に逆転して優勝を手にしている。

ポールスタートからレースをリードした木村偉織 (HFDP/SRS/コチラレーシング)
ポールスタートからレースをリードした木村偉織 (HFDP/SRS/コチラレーシング)
木村偉織 (HFDP/SRS/コチラレーシング)
木村偉織 (HFDP/SRS/コチラレーシング)
木村偉織 (HFDP/SRS/コチラレーシング)
木村偉織 (HFDP/SRS/コチラレーシング)
木村偉織 (HFDP/SRS/コチラレーシング)
木村偉織 (HFDP/SRS/コチラレーシング)
2021年FIA-F4 第1戦富士 表彰台
2021年FIA-F4 第1戦富士 表彰台
小出峻(HFDP/SRS/コチラレーシング)
小出峻(HFDP/SRS/コチラレーシング)
野中誠太(TGR-DC RS トムススピリットF4)
野中誠太(TGR-DC RS トムススピリットF4)
第1戦インディペンデントカップを制したDRAGON(ZAP SPEED F110)
第1戦インディペンデントカップを制したDRAGON(ZAP SPEED F110)

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