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国内レース他 ニュース

投稿日: 2021.08.22 11:16
更新日: 2021.08.22 11:17

FIA-F4、2024年以降の開催に向けてシャシー、エンジン等のサプライヤーを公募へ

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国内レース他 | FIA-F4、2024年以降の開催に向けてシャシー、エンジン等のサプライヤーを公募へ

 8月22日、スーパーGTをプロモートするGTアソシエイションは、スーパーGTの併催レースとして開催されているFIA-F4について、2024年以降の開催に向けたサプライヤー各社の公募を行うと発表した。今後も国内モータースポーツの重要なカテゴリーのひとつとして、GTアソシエイションがプロモートを担っていく。

 FIA-F4は、FIA国際自動車連盟が進めるフォーミュラ再編の流れのなかで、2015年から若手育成を目的としてGTアソシエイションがプロモーションを担い日本でもスタートした。初代チャンピオンの坪井翔をはじめ、現在スーパーGT GT500クラス、GT300クラスで活躍する多くの若手を輩出してきたほか、現在F1でスクーデリア・アルファタウリから参戦する角田裕毅もFIA-F4王者のひとりだ。またインディペンデントクラスとしてジェントルマンドライバーや女性ドライバーの切磋琢磨の場として平均30台以上の多くのエントリーを集めている。

 そんなFIA-F4だが、2024年以降の開催を見据え、新たにサプライヤーを公募することになった。公募するのはシャシー、エンジン、エンジンオイル、タイヤで、公募に参加する場合は9月15日までに意思確認をGTアソシエイションに対して行う。

「FIA-F4は2015年からプロモーターとして進めてきましたが、若手育成カテゴリーとしてカートから上がってきたドライバーの登竜門として、きちんとやろうとやってきました。その登竜門からドライバーがGT300、GT500、スーパーフォーミュラ・ライツ、スーパーフォーミュラ、さらに角田裕毅選手についてははF1まで登り詰めてきました」とGTアソシエイションの坂東正明代表。

「FIAの車両規定は、シャシー、エンジンは24年に大きく変わります。またヘイローをつけなければならない。24年から車両、エンジンを変更し、レギュレーションに合わせた車両作りを行います。これに対し、シャシー、エンジン等に対して公募を9月1日から行います。今年中にすべてのものをクリアにしてテストを進め、24年から使えるようにしたいと思っています」

「今の車両についても今後考えていかなければならないですし、環境問題もあるが、できるだけ早く次期車両について吟味をし、11月までに決めたいと思います。FIA-F4については諸外国は15歳から出場できますが、技量だけでなく、人間性の部分でも若手育成できるカテゴリーとしていきたい」

 GTAでは、今後も国内モータースポーツの重要なカテゴリーのひとつとして、FIA-F4に対してのプロモーションを担い、全戦のレース映像のネット配信、放映などを予定している。


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