2021年のフォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップの第3大会(第7戦〜第9戦)が9月25〜26日に富士スピードウェイで開催され、古谷悠河(TOM’S YOUTH)が第7戦を制し今季2勝目を手にした。第8戦は三浦愛(ARTA F111/3)が、第9戦は澤龍之介(D’station Racing F111/3)が制し、それぞれ初優勝を手にした。
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■第7戦は古谷がポール・トゥ・ウイン。今季2勝目を飾る
9月25日午後に行われる第7戦のポールポジションを獲得したのはシリーズランキング首位の古谷。0.134秒差の2番グリッドには三浦愛、3番グリッドには今回が初参戦となる小川颯太(Sutekina Racing)が続いた。
スタートでは2番グリッドスタートの三浦愛が好スタートを決めて、TGRコーナーのホールショットを奪う。一方、3番手スタートの小川はエンジンストールで後方に沈むことに。
ポールシッターの古谷は、ポジションこそ落としたものの、首位三浦愛の背後をキープ。2周目のホームストレートでスリップに入ると、TGRコーナーで三浦愛をかわしトップを奪還する。
トップに浮上した古谷は毎周ファステストラップを更新するハイペースで三浦愛とのギャップを広げにかかる。一方、2番手三浦愛は5番手スタートから追い上げる澤とサイド・バイ・サイドのバトルを展開。澤は3周目に三浦愛をかわし、2番手に浮上する。しかし、中盤から三浦愛もペースを上げ、今度は澤の背後からオーバーテイクの機会を伺う展開となった。
2周目以降、独走状態でレースをリードした古谷が13.720秒の大差を築いて15周目のトップチェッカーを受けて、今季2勝目を飾った。終盤も激しい接近戦を繰り広げた澤と三浦愛だったが順位は変わらず、0.5秒差で澤が2位に入りデビュー戦で表彰台を獲得、3位に三浦が続いた。
マスタークラスはクラス6番手と後方からのスタートだった今田信宏(JMS RACING with B-MAX)が、ファイナルラップのGRスープラコーナーで田中優暉(ASCLAYIndサクセスES)をかわす大逆転劇でクラス優勝を飾った。クラス2位は田中、スタートから終盤にかけてレースをリードしていたDRAGON(B-MAX ENGINEERING FRJ)は右リヤタイヤのトラブルによりペースダウンし、クラス3位でチェッカーを受けることとなった。
フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップ
第7戦富士スピードウェイ 決勝レース結果
Pos | Class | No | Driver | Car Name | Laps |
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1 | 28 | 古谷悠河 | TOM’S YOUTH | 15 | |
2 | 77 | 澤龍之介 | D’station F111/3 | 15 | |
3 | 8 | 三浦愛 | ARTA F111/3 | 15 | |
4 | 5 | 塩津佑介 | Sutekina Racing | 15 | |
5 | M | 4 | 今田信宏 | JMS RACING with B-MAX | 15 |
6 | M | 39 | 田中優暉 | ASCLAYIndサクセスES | 15 |
7 | M | 30 | DRAGON | B-MAX ENGINEERING FRJ | 15 |
8 | M | 11 | 植田正幸 | Rn-sportsF111/3 | 15 |
9 | 3 | 小川颯太 | Sutekina Racing | 15 | |
10 | M | 96 | TAKUMI | B-MAX ENGINEERING FRJ | 15 |
11 | M | 34 | 三浦勝 | CMS F111 | 15 |
12 | M | 7 | 畑享志 | F111/3 | 15 |
13 | M | 23 | YUGO | S2R Racing | 15 |
14 | 45 | 辻子依旦 | PONOS Racing | 14 | |
15 | M | 27 | SYUJI | B-MAX ENGINEERING FRJ | 13 |
M | 86 | 大阪八郎 | Dr.DRY F111/3 | 1 |
ファステストラップ
1分37秒634(14/15) 168.249km/h 古谷悠河(TOM’S YOUTH)
MASTER 1分38秒618(10/15) 166.570km/h 今田信宏(JMS RACING with B-MAX)