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国内レース他 ニュース

投稿日: 2022.03.19 22:10
更新日: 2022.03.19 23:03

2022年のスーパー耐久が開幕。第1戦のポールポジションはポルシェセンター岡崎 911 GT3Rが獲得

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国内レース他 | 2022年のスーパー耐久が開幕。第1戦のポールポジションはポルシェセンター岡崎 911 GT3Rが獲得

 3月19日、三重県の鈴鹿サーキットでENEOS スーパー耐久シリーズ2022 Powered by Hankook第1戦『SUZUKA 5時間耐久レース』の公式予選が行われ、ST-Xクラスのポルシェセンター岡崎 911 GT3R(永井宏明/上村優太/伊藤大輔)が総合ポールポジションを獲得した。

 近年は多くのエントラント、ファンを集め盛況となっているスーパー耐久シリーズの2022年シーズンが鈴鹿サーキットでいよいよ開幕を迎えた。強豪たちがそろうST-Xクラスの上位争いや、2021年から新設されたST-Qクラスの参戦台数増加など多くの話題を集めているレースだが、3月17日(木)の各グループ1時間の特別スポーツ走行、18日(金)の各グループ1時間の専有走行、さらに3月19日(土)午前のフリー走行を経て、14時00分から公式予選がスタートした。

 前日の18日は終日雨に見舞われた鈴鹿サーキット。19日は終始強い風がサーキットに吹くものの、朝から快晴に恵まれ、ときおり雨粒が確認できる時間帯もあったが、ドライコンディションでの予選となった。

 6台が参戦するST-Xクラスは、Aドライバー予選でポルシェセンター岡崎 911 GT3Rを駆る永井宏明が2分02秒639というタイムを記録し、2分04秒112で2番手につけたDENSO LEXUS RCF GT3の永井秀貴を1.473秒上回る速さを見せる。

 その後のBドライバー予選ではTKRI 松永建設 AMG GT3の元嶋佑弥が2分00秒113でトップタイムを記録するが、永井のパートナーである上村優太が2分00秒851で3番手に入り、AドライバーとBドライバーの合算タイムでポルシェセンター岡崎 911 GT3Rが開幕戦の総合ポールポジションを手に入れた。

「(Aドライバー予選では)2番手に差をつけられて良かったと思います。練習走行でクルマをうまく合わせ込めたので、こういった良い結果が出たのだと思います」と語るのは最初のアタックを行った永井だ。

「決勝で目指すのは優勝ですが、5時間のレースになりますし、まわりに強いチームがたくさんいるので良いレースができたらいいなと思います」

2022スーパー耐久第1戦鈴鹿 ポルシェセンター岡崎 911 GT3R
2022スーパー耐久第1戦鈴鹿 ポルシェセンター岡崎 911 GT3R

 7台がエントリーするST-Zクラスは、長年モータースポーツに挑戦を続けている名門TEAM 5ZIGENが投入する5ZIGEN AMG GT4が、Aドライバー予選で大塚隆一郎が2分12秒024を記録してトップで終えると、Bドライバー予選では太田格之進が2分11秒407でクラス5番手に入り、合算タイムでST-Zクラスのポールポジションを獲得した。

 ホンダ・シビック・タイプR・TCR同士の戦いとなるST-TCRクラスは、Aドライバー予選でRacer HFDP CIVICを駆る遠藤光博がコースインするが、アウトラップでピットに戻りガレージに入れられてしまったため、もう一台のシビックであるTeam Noah HONDA CIVIC TCRがクラスポールとなっている。

 5台で争われるST-Qクラスは、2022年シーズンから同クラスに参戦することとなったENDLESS SPORTSのENDLESS AMG GT4が、Aドライバー予選で2分10秒155というタイムを小河諒がマークし、続くBドライバー予選では菅波冬悟が2分10秒402を記録し、合算タイムで4分20秒557となりクラストップに。

 クラス2番手はこちらも今季から新たにST-Qクラスに参戦するTeam SDA Engineering BRZ CNF Conceptをドライブする井口卓人と山内英輝が合算で4分44秒411を記録。その後ろには蒲生尚弥と豊田大輔がステアリングを握るORC ROOKIE GR86 CNF Conceptが続いたが、こちらは豊田のアタック中にトラブルがあったもののクラス3番手に入る走りをみせた。そして4番手には同じくROOKIE RacingのORC ROOKIE Corolla H2 conceptが続き、バイオディーゼル燃料を使用するMAZDA SPIRIT RACING MAZDA2 Bio conceptがクラス5番手という結果になっている。

2022スーパー耐久第1戦鈴鹿 ENDLESS AMG GT4
2022スーパー耐久第1戦鈴鹿 ENDLESS AMG GT4

 ST-1クラスは、Aドライバー予選で星野辰也が2分12秒165というベストタイムを記録し、Bドライバー予選では織戸学が2分09秒846のクラストップタイムをマークしたD’station Vantage GT8Rがトップとなり、今季から投入されるアストンマーティン・バンテージAMR GT8Rにとって初レースでのクラスポール獲得を成し遂げた。

 ST-2クラスは冨桝朋広と菊地靖が予選アタックを行った新菱オート☆夢住まい館☆DXL☆EVO10が合算で4分35秒395を記録し、2番手のENDLESS GRヤリスを1.209秒引き離す速さをみせトップとなっている。

 そしてST-3クラスのトップは、Aドライバー予選ではEスポーツ世界王者の冨林勇佑、Bドライバー予選ではレーシングシミュレーター講師の伊藤鷹志がアタックを行い、合算で4分32秒051というタイムを記録したエアーバスター WINMAX RC 350 55ガレージ TWSとなった。

 また、今回のレースで最も参戦台数が多い14台が争う激戦のST-5クラスは、Aドライバー予選で3度のスーパーGT GT300クラスチャンピオンである山野哲也がアタック、Bドライバー予選で金井亮忠がステアリングを握ったOHLINS Roadster NATSが合算で4分58秒976を記録しクラスポールに輝いている。

2022スーパー耐久第1戦鈴鹿 5ZIGEN AMG GT4
2022スーパー耐久第1戦鈴鹿 5ZIGEN AMG GT4
2022スーパー耐久第1戦鈴鹿 ORC ROOKIE Corolla H2 Concept
2022スーパー耐久第1戦鈴鹿 ORC ROOKIE Corolla H2 Concept
2022スーパー耐久第1戦鈴鹿 D’station Vantage GT8R
2022スーパー耐久第1戦鈴鹿 D’station Vantage GT8R
2022スーパー耐久第1戦鈴鹿 新菱オート☆夢住まい館☆DXL☆EVO10
2022スーパー耐久第1戦鈴鹿 新菱オート☆夢住まい館☆DXL☆EVO10
2022スーパー耐久第1戦鈴鹿 エアバスターWINMAX RC350 55ガレージ TWS
2022スーパー耐久第1戦鈴鹿 エアバスターWINMAX RC350 55ガレージ TWS
2022スーパー耐久第1戦鈴鹿 ST-5クラスのポールポジションを獲得した山野哲也
2022スーパー耐久第1戦鈴鹿 ST-5クラスのポールポジションを獲得した山野哲也


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