スーパーGT300クラスに、アウディR8 LMSで参戦しているAudi Team Hitotsuyama。チームではロードカーやレーシングカーのメンテナンス、そしてイベント等を開催するHitotsuyama GmbHという部門があるが、Hitotsuyama GmbHでは、入門レースカテゴリー『アウディA1 class』の参加者を募集している。
このHitotsuyama GmbHのアウディA1は、Audi Team Hitotsuyamaが長年のモータースポーツ参戦で蓄積した技術を投じ製作したレーシングカー。見た目はカラーリングをのぞき市販車と大きく変わるわけではないが、安全面に最大限配慮されており、軽量化も施されレーシングカーとして高いポテンシャルを誇る。
じつはこのアウディA1は、「マシンを購入してレースに出る」という通常のレーシングカーとは異なる目的をもって生まれている。手軽にモータースポーツを楽しんでもらうべく、レンタカーシステムを採用しているのだ。
すでにA1レースカーは複数台用意されているが、このマシンを使って富士チャンピオンレースシリーズ全6大会のうち、4大会で開催予定なのが『アウディA1 class』。このシリーズをレンタカーシステムで手軽に楽しんでほしい……というのがHitotsuyama GmbHからの提案だ。エントリーやサーキットでの管理もチームが代行してくれる。
具体的には、2017年2月末までの申し込み“早割エントリー”を使うと、1レースあたりの参加費用は32万円となっている(3月1日以降は38万円/1レース)。この費用の内訳をみると、参加料(富士スピードウェイへの支払い料金)、タイヤ代(ただしユーズド)、車両輸送費、当日のメカニック費、オイル等の消耗品費、そして安心の保険代が含まれている。