富士スピードウェイは13日、千葉県・幕張メッセで開催されている東京オートサロン2017のなかで、女性レーサーが競う新たなモータースポーツカテゴリー『競争女子選手権 KYOJO CUP』を5月から開催すると発表した。
KYOJO CUPは、スーパーGTの強豪、LEXUS TEAM TOM’Sのチーム監督を務めながら、13年にジェントルマンドライバーとプロドライバーが1台のマシンを共有して週末のレースを戦うインタープロトシリーズを設立するなど、プロ・アマレースを通じてモータースポーツの発展に尽力する関谷正徳氏が新たに設立、プロデュースするカテゴリーだ。
設立の経緯について、関谷氏は「これまで我々の世界(モータースポーツ界)は女性にとって”不親切”な状況だったと思う」と語った。
「今、元気のある女性陣の力を借りることで、モータースポーツをもっと盛り上げられると考えました」
富士スピードウェイは、女性ドライバーにレースへの門戸を拡げ、才能あるドライバーのを発掘するというKYOJO CUPに賛同。シリーズ全3戦をインタープロトシリーズと同時開催する。
参戦車両は、ウエストレーシングカーズが開発したワンメイクマシン『VITA-01』。このマシンは最低重量がF1マシンと同等クラスの600kg以上に設定され、高い運動性能を発揮しながら安全性も確保しているという。
1 2