9月3〜4日に、栃木県のモビリティリゾートもてぎで開催されるスーパー耐久第5戦『もてぎスーパー耐久 5Hours Race』。このラウンドから、ST-5クラスにMAZDA SPIRIT RACINGから12号車『MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER』が参戦を開始した。パーティレース出身者等に幅広くスーパー耐久参戦の機会を提供していく。
2021年の第6戦岡山から、バイオディーゼル燃料を使うMAZDA SPIRIT RACING Bio concept DEMIOを投入し、スーパー耐久に参戦を開始したMAZDA SPIRIT RACING。2022年はMAZDA SPIRIT RACING MAZDA2 Bio conceptで参戦を続けてきたが、第5戦もてぎから、MAZDA SPIRIT RACINGカラーをまとったロードスターが登場した。
マツダでは、4月に『倶楽部MAZDA SPIRIT RACING』を立ち上げ、“共に挑む”をスローガンに、MAZDA SPIRIT RACINGの活動を軸とし、ジャンルを問わず道具を操ることやスピードスポーツを楽しんでいる人たち、その世界に憧れる人や応援する人々が繋がり、ともに盛り上げることを目指している。
この12号車MAZDA SPIRIT RACING ROADSTERは、もともと第3戦SUGOから登場する予定だった車両で、その活動のひとつとして、ロードスターパーティレースや富士チャンピオンシリーズのロードスターカップに参加しているドライバーに、スーパー耐久参戦の機会を提供することを予定する(詳細は後日発表)。今回のもてぎからプログラム開始に向け万全の状態を整えるべく、今季のスーパー耐久の残り3戦で、さまざまな経験があるドライバーとともに参戦することになった。
今回の第5戦もてぎでは、Aドライバーに杉野治彦、Bドライバーに樋口紀行が起用された。ふたりはともにロードスターパーティレースの出身だ。そしてCドライバーには、スーパー耐久はもちろんスーパーGT GT300クラスなどさまざまなレースで経験をもつプロとして、阪口良平が起用された。阪口は車両のセッティングやドライバーのコーチなど、チームのアドバイザー役も担う。
Dドライバーには日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員を務める自動車ジャーナリストで、パーティレースでの女性初の優勝経験者でもある藤島知子が起用された。このラインアップでプロやジェントルマン、ジャーナリストといった多彩な視点から車両やチームを育成し、来年のプログラム開始に向けて準備を進めていく。