7月8〜9日のスーパー耐久第3戦SUGOのエントリーリスト発表。7クラス47台が参加へ

　6月27日、ENEOS スーパー耐久シリーズ2023 Supported by BRIDGESTONEを運営するスーパー耐久機構（S.T.O）は、7月8〜9日に宮城県のスポーツランドSUGOで開催されるシリーズ第3戦『SUGOスーパー耐久3時間レース』のエントリーリストを発表した。

　3月に鈴鹿サーキットで開幕を迎えた2023年のスーパー耐久。今季も参加型レースの頂点として多くのエントリーを集め、5月には現在国内唯一となる24時間レースを富士スピードウェイで開催し、大きな盛り上がりをみせた。そんなシリーズの次戦はスポーツランドSUGOでクラスを分けて行われる3時間×2レースとなり、台数調整のためST-3クラスは不参加となるものの、エントリーリストには7クラス47台が名を連ねた。

　GT3規格車両を使用するST-Xクラスは6台が参戦。第2戦富士24時間にも参加した昨年王者のHELM MOTORSPORTSをはじめ、中升 ROOKIE Racing、apr、GTNET MotorSportsも継続参加する。そして今回は第2戦をスキップしたTKRI松永建設AMG GT3が復活し、DAISUKE／元嶋佑弥／中山友貴というおなじみのドライバーがステアリングを握る。なお既報のとおり、KCMGはエヴァンゲリオン・レーシングとタッグを組むかたちでの参戦となり、ホンダNSX GT3がエヴァ初号機カラーに彩られるほか、車名も『EVA RT TEST TYPE‐01 KCMG NSX GT3』となる。

　GT4規格車両が争うST-Zクラスには、トヨタGRスープラGT4を使用するTeam Noahがスキップとなったが、富士24時間にも参戦した9台が名を連ねた。各マシンのドライバーラインアップにも大きな変更はないものの、TECHNO FIRSTのアウディR8LMS GT4には富士24時間が初のスーパー耐久デビューとなった牧野任祐がDドライバーとして登録された。

　ST-Qクラスには4台が参加し、ORC ROOKIE GR86 CNF conceptとTeam SDA Engineering BRZ CNF Conceptのライバル対決がSUGOでも見られるだろう。また、前戦からスーパー耐久に参戦を開始したTeam HRCのシビック・タイプR CNF-Rも継続エントリーを行い、引き続き武藤英紀／伊沢拓也／大津弘樹の3名がドライブする。なお、ORC ROOKIE Racingの32号車は、今回は“水素カローラ”ことORC ROOKIE GR Corolla H2 conceptではなく、第1戦にも登場したORC ROOKIE GR Yarisでのエントリーとなっている。

　ST-1はシリーズエントリーを行うシンティアム アップル KTMとD’station Vantage GT8Rの2台が名を連ね、ST-2もシンリョウレーシングチームのランサーエボリューション、ENDLESS SPORTSとKTMSのGRヤリス、そしてHonda R＆D Challenge FL5の5台がレースに挑む。

　ST-4には富士24時間に参戦したトヨタGR86とマツダ・ロードスターRFに加え、今戦にはHMRスポーツカー専門店86が加わり、第1戦以来となる8台での争いになる。そしてST-5にもAccess Racing Teamが開幕戦以来のエントリーを行ったことで、今季最多となる13台がスポーツランドSUGOでの3時間レースに臨む。

　シリーズ名称も今回の第3戦から“Supported by BRIDGESTONE”が付き、新公式サプライヤーとして決定しているブリヂストンが全面的にタイヤ供給を行いシリーズを支えていくスーパー耐久。2023年第3戦SUGOのエントリーリストは以下のとおりだ。

ENEOS スーパー耐久シリーズ2023 Supported by BRIDGESTONE 第3戦『SUGOスーパー耐久3時間レース』エントリーリスト（6月27日時点）

ST-X（6台）

ST-Z（9台）

ST-Q（4台）

ST-1（2台）

ST-2（5台）

ST-4（8台）

ST-5（13台）