更新日: 2023.07.10 16:23
S耐SUGOはGr-2でSDA BRZ、Gr-1でTKRI AMGがトップチェッカー。TKRIはST-X初優勝
7月9日、宮城県のスポーツランドSUGOでENEOSスーパー耐久シリーズ2023 Supported by BRIDGESTONEの第3戦『SUGOスーパー耐久3時間レース』の決勝レースが行われ、午前のグループ2(Gr-2)はST-QクラスのTeam SDA Engineering BRZ CNF Concept(廣田光一/山内英輝/井口卓人/伊藤和広)、午後のグループ1(Gr-1)はTKRI松永建設AMG GT3(DAISUKE/元嶋佑弥/中山友貴)がトップチェッカーを受けた。
3月に鈴鹿サーキットで開幕し、5月には富士スピードウェイで第2戦となる24時間レースを終えた2023年のスーパー耐久。シーズン3戦目の舞台はスポーツランドSUGOとなり、今回はコース長や参戦台数の多さから決勝は2グループに分けての3時間レースが行われた。
まず決勝日はST-4、ST-5、ST-Qの28号車と61号車が参加するGr-2のレースが8時45分からスタート。グループポールポジションを獲得したST-QのORC ROOKIE GR86 CNF conceptを先頭に各マシンが1コーナーに飛び込んでいき、接触などは起こらずクリーンな出だしとなる。
スポーツランドSUGOということで荒れ模様のレースになることも予想されたものの、それとは裏腹に3時間レースはフルコースイエロー(FCY)やセーフティカー(SC)が導入されない落ち着いた展開でレースは進んでいくことに。
開幕戦からORC ROOKIE GR86とTeam SDA Engineering BRZの“ライバル対決”が白熱するST-Qは、レーススタートから9分ほどでBRZを駆る井口卓人がバックストレートでGR86をオーバーテイクすると、そのままクラストップと総合トップの座を譲らずにGr-2の先頭でチェッカーフラッグを受けた。
8台が争うST-4はGR86同士のバトルが繰り広げられ、序盤から攻めの走りを披露した王者TOM’S SPIRIT GR86がレース終盤までクラストップを走行するものの、ファイナルラップでクラスポールからスタートしたENDLESS GR86が逆転しクラス優勝を飾っている。
今季最多13台がエントリーしたST-5は、レース序盤はクラスポールのOHLINS Roadster NATSが後退。代わってodula TONE 制動屋ロードスターが隊列をリードするも、最終的には再びOHLINS Roadster NATSがクラストップに立ち優勝、2位にDIXCELアラゴスタNOPROデミオが続き、odula TONE 制動屋ロードスターは3位となった。