3月7〜8日の2日間、鈴鹿サーキットで全日本F3選手権の合同テストがスタートした。2日間3回の走行でベストタイムをマークしたのは、全日本F3復帰となるスリーボンド東名エンジンを積んだスペイン人ドライバー、アレックス・パロウ(THREEBOND)だ。
今季は片山義章(OIRC F315)、ブルーノ・カルネイロ(AlbirexRT-WILSON)の2台がメルセデスベンツエンジンを投入し、さらにスリーボンド東名エンジンを積んだThreeBond Racing with DRAGO CORSEの参戦など、エンジン面でも見どころがありそうな全日本F3。今回は片山車のみが登場し、走行1回目こそ車体のトラブルがあったものの、それ以外では快調に走行。他とは異なるエキゾーストノートを響かせた。
また、今季ゼッケン1をつける坪井翔(カローラ中京 Kuo TOM’S F317)や、昨年のFIA-F4王者の宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM’S F314)、フル参戦となる高星明誠(B-MAX NDDP F3)の争いなど、シリーズ開幕に向けた今回の鈴鹿テストは注目と言えた。
そんな全日本F3の合同テストはスーパーフォーミュラのテスト2日目、3月7日の11時30分からスタートした。坪井車はF317のシェイクダウンなどのメニューをこなしたほか、また高星をはじめ、多くのドライバーが2017年からの規定に沿った新しいフロントセクションやリヤディフューザーなど、エアロの確認を行っている。