2017年スーパー耐久シリーズ開幕戦の舞台となるツインリンクもてぎは、4月1日(土)、2日(日)の両日で、それぞれ200分間の決勝レースを開催することを発表した。
今季のスーパー耐久は、FIA-GT3マシンが競うST-Xクラスを筆頭にST-1~ST-5までの6クラスで争われていたなかにST-R、ST-Zという2クラスが新設され、最大8クラスで争われることになる。
ST-Rは、現在世界中で人気を博しているツーリングカーカテゴリーのTCRマシンで争われるクラス。現在、このST-Rは童夢が投入する2台のホンダ・シビックTCRとバースレーシングプロジェクトが走らせるアウディRS3 LMSの3台の参戦が決定しており、今後の盛り上がりが期待されている。
また、もうひとつの新クラス、ST-Zは近年高速化が著しいGT3に換わる車両としてジェントルマンドライバーから注目を集めているFIA-GT4マシンを使用するクラスだ。
このようにシリーズの構成が変化するなか、14年以来スーパー耐久開幕戦の舞台となっている“もてぎ”でも新たな試みが行われる。
今季の開幕戦は、昨年までは5時間のレースを全5クラスの車両が入り乱れるかたちで争われていた決勝レースを、土曜、日曜に分割。土・日の2日間それぞれで200分の決勝が2回行われることになる。
さらに、この変則的な決勝では出走クラスも分けられることになり、土曜日は新設されたST-R、ST-Zをはじめ、ST-1、ST-2、ST-5の計5クラスが出走。日曜日にST-X、ST-3、ST-4クラスのマシンがレースを行う。
このレースフォーマット変更により、同一クラス同士のより拮抗したバトルが期待される。なお、このようなクラス区分は開幕戦もてぎだけで行われる予定だ。