レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

F1 ニュース

投稿日: 2017.03.24 08:48
更新日: 2017.03.24 08:53

ホンダF1が懸念するバイブレーション問題の現状「エンジン側の対策は講じたが、再発しないとは断言できない」

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


F1 | ホンダF1が懸念するバイブレーション問題の現状「エンジン側の対策は講じたが、再発しないとは断言できない」

 ホンダF1プロジェクト総責任者である長谷川祐介氏が、プレシーズンテストで発生した数々のトラブルについて説明、対策は講じたと語った。しかし開幕戦オーストラリアGPで実際に走行してみた時に再発しないという確信は持てないという。

 8日間のテスト期間中、マクラーレン・ホンダは繰り返しトラブルに見舞われた。そのため合計周回数は全10チーム中最下位、タイムも22人中、ストフェル・バンドーンが17位、フェルナンド・アロンソが18位にとどまり、トップタイムとの差は2.7秒におよんだ。

 長谷川総責任者は、開幕戦を前に信頼性の問題の大部分は解決したと考えているが、実際にコースで走ってみるまでは確信が持てないと語った。

「(テスト)2週目の後半2日間、マシンのバイブレーションによってトラブルが起こりました」と長谷川総責任者は、木曜、メルボルンで語った。

「大部分のバイブレーションを起こしていたのはエンジンですが、エンジン自体の問題だけではありませんでした」

「このトラブルによってマシンサイドのカーボンパイプにクラックが生じ、ハーネスに接触不良が起きました」

「この問題はエンジンのバイブレーションが止まれば再発しないのかどうか、それは分かりません。心配しています」

「(バルセロナでは)マシンは縁石を乗り越えていたので、それがいくらかバイブレーションを引き起こしたというのも確かです」

「マシンサイドにそういう弱点があるのであれば、それは気がかりです」

 長谷川総責任者によると、エンジンマッピングの変更によってバイブレーションの問題の改善を図り、ベンチ上では進歩を確認できたということだが、実際に問題が解決したのかどうかは、マシンをコース上で走らせてみるまでは確信が持てないという。

「ドライバビリティは改善していると思います」と長谷川総責任者。

「さくら(の本田技術研究所)でベンチテストを行いました。ただ、エンジンを実際にコース上で動かしたわけではないので、今日の時点では状況は分かりません」


この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています

関連のニュース