ザウバーF1チームの代表モニシャ・カルテンボーンが、2018年のパワーユニット候補としてホンダを検討、交渉を行っていることを認めた。近いうちに両者の契約が発表されるという報道も一部でなされている。
2006~2009年のBMW時代を除くと、ザウバーは1997以来、フェラーリエンジンを使用しており、2017年には1年落ちのフェラーリ製パワーユニットを搭載している。しかし来年に向けて他マニュファクチャラーのパワーユニットにスイッチすることを考えているという。
一方、2015年、マクラーレンにパワーユニットを独占供給することでF1に復帰したホンダは、今年3年目を迎え、次第に供給先を増やす可能性への言及が増えている。
昨年12月にホンダF1プロジェクト総責任者、長谷川祐介氏は英AUTOSPORTに対して、「(カスタマー候補から)非公式な関心は寄せられています。ありがたいことにある程度の関心を示してもらっています」「提携やエンジン供給の可能性について話し合っていますが、今のところ確定的な交渉は行っていません」と話した。また、3月末には「もちろん、2チーム目、3チーム目に関して、会話はしています。ただ、何も確定はしていません」とコメントした。
ホンダが供給先を拡大する場合、その候補はザウバーになるのではないかと推測されているなか、英AUTOSPORTの取材に対してカルテンボーン代表は、交渉を行っていることを認めた。
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています