2018年に向け、コクピット保護デバイスであるハロの導入判断が迫る中、FIAは“シールド”と呼ばれる代替案をF1ドライバーに提示した。
4月7日金曜日夜に行われた中国GPのドライバーズミーティングで、FIAは将来導入される可能性のある代替案のキャノピー型ソリューションについてプレゼンテーションを行った。
コンセプトの概要のみでまだ大規模なテストは行われていないが、ハロやエアロスクリーンよりもノーズに沿ってかなり前方に張り出すスクリーンを特徴とする案だと考えられる。
キャノピー型ソリューションは外見においては優れているとみられるが、ハロが提供するレベルの保護機能はない。
FIAは、この案がドライバーの間で支持を集めるかどうかのフィードバックを得るためにミーティングを利用したが、そこでは意見が分かれた。
ハースのケビン・マグヌッセンは「分からないよ。僕の意見は何もなくても、まったく気にならないってことさ。今のままでハッピーだよ」と語った。
「少なくともウエットコンディションで(シールド装着時の)視界が大きな問題になるんじゃないかと僕は思うよ」
「昨年のブラジルGPでは、保護デバイスがなかったのに何にも見えなかったんだ。だからああいう状況でスクリーンがあったら、まったく視界がなくなるのは間違いないね」
「ドライだったらOKかもしれないけどスクリーン上に水滴が付いたらトリッキーになるだろう。彼らがどんなものを思いつくのか見てみようじゃないか」
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています