日曜日の中国GPは、レース前にも関わらず、チーム関係者が慌ただしくパドックを行き来している。それは中国GPが今シーズン最初の2週連続開催の初戦であり、レース後すぐにバーレーンへ向けて機材を運びださなければならないからだ。
チーム関係者の忙しい日々は、バーレーンGPが終了した後も続く。なぜなら、バーレーンGP直後に、今シーズン初となるインシーズンテストが、4月18日と19日にバーレーン・インターナショナル・サーキットで行われるからだ。
年に2回しかないシーズン中の合同テストとなるため、バーレーンにはどのチームも総力を挙げて臨む。というのも、テストにはグランプリの週末に定められているようなカーヒュー(夜間作業禁止時間)が設定されていないため、24時間体制で仕事ができるからだ。
もちろん、1人の人間が不眠不休で仕事をするわけでない。現在は2交代制となっていて、朝7時から夜7時までが早番で、夜7時から朝7時までが遅番となっている。
チームはレースチームのスタッフだけでなく、ファクトリーで働くスタッフも含め、約50人のメカニックと40人のエンジニアの90人で構成され、それを45人ずつ早番と遅番の2班に分けている。
1 2