ルイス・ハミルトンは、今後のレースでホイールベースの長いメルセデスのマシンが、より優位にフェラーリと戦えるか否かを見極めたいと話している。
トップチームのマシン同士の差はそれほどではないものの、メルセデスは涼しいコンディションや一発のアタックで速さを発揮しているようだ。オフシーズンテストではときに難しい状態にあったが、ハミルトンによるとチームはこの数週間は『W08』への理解をより深めるために懸命の作業を行っており、これが中国GPでの勝利につながったという。この勝利によってドライバーズ選手権でセバスチャン・ベッテルと並びトップに立った彼は、次のように語っている。
「僕たちは(中国の)涼しいサーキットに来て、開幕戦で得た新しい知識を生かして週末のレースを戦った。強さで言えば僕たちが上だ。だがペースという点では、中国ではフェラーリの方がやや速かったし、差はこれまで以上に縮まっている」
「この先、異なる気温やコース特性、中速、低速、高速コースなど、様々な条件で戦うたびに、その差がどう変わるのかが楽しみだよ」
「僕たちのマシンは150(mm)かそのくらい、彼ら(フェラーリ)のマシンよりも長い。それがモナコでどう作用するだろうか? 少しの違いにしか見えないかもしれないが、コーナーを曲がるときの感触では大きな違いがあると思う。とても興味深いし、今後の数戦でどうなっていくかがわかるだろう」
他のチームを引き離して一騎打ちの様相を呈するメルセデスとフェラーリの戦いについて、シーズンの早い段階で優位に立つことには大きな意味があるとハミルトンは話す。
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