レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

F1 ニュース

投稿日: 2017.04.13 07:03
更新日: 2017.04.13 08:26

アロンソに満点「不可能なはずの入賞を実現しかけた、卓越した走り」英誌ドライバー評価 2017年F1中国GP編

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


F1 | アロンソに満点「不可能なはずの入賞を実現しかけた、卓越した走り」英誌ドライバー評価 2017年F1中国GP編

 英AUTOSPORTが2017年F1第2戦中国GPを戦った全ドライバーを10点満点で評価した。難しい天候の下で行われた今回のレースでは満点が5人に与えられた。

 この企画は英AUTOSPORTが数年前から行っているもので、各グランプリにおいてすべてのドライバーに関して主に予選と決勝のパフォーマンスを評価し、さまざまなソースから得た情報を加味して採点する。

■難コンディションで表彰台をつかんだ3人、ミスを帳消しにする走りのサインツ

 満点の評価を受けたのは、メルセデスのルイス・ハミルトン、フェラーリのセバスチャン・ベッテル、レッドブルのマックス・フェルスタッペン、トロロッソのカルロス・サインツJr、マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソだった。

 ハミルトンはポールポジションからスタートし、今季初優勝を飾った。
「冬季テストで苦労したメルセデスは、まだ新車の力を完全に引き出せずにいると認めている。それでもハミルトンは予選でフェラーリに大きなギャップを築いてポールポジションを獲得した」と短評には記されている。
「ベッテルが不運により戦略をうまく機能させられなかったおかげもあって、ハミルトンは比較的楽にレースを走ることができた。しかし混乱の決勝をポールポジションから見事にコントロールして制した、そのレースぶりは褒め称えるべきものだった」

2017年F1第2戦中国GP ルイス・ハミルトン(メルセデス)とセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
2017年F1第2戦中国GP ルイス・ハミルトン(メルセデス)とセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)

 ベッテルは2番グリッドから2位を獲得した。
「予選Q3のラップで最終コーナーへのブレーキングに勇敢さが足りなかったとベッテルは自身で認めた。だがそれがなくてもポールには届かなかったとも彼は考えている」
「決勝では彼の力が及ばない部分で困難な状況に直面しながらも、素晴らしいパフォーマンスを見せた。セーフティカー出動によって遅れをとったが、きっちりとキミ・ライコネンとダニエル・リカルドをオーバーテイクし、ハミルトンを追った。しかし最終的には追いつけなかった」

 フェルスタッペンは16番グリッドからスタートし、3位表彰台を獲得した。
「フェルスタッペンは、複雑なコンディションでのレースでは最も優れたドライバーといっていいのではないだろうか。土曜予選ではイグニッションコイルのトラブルに阻まれ、後方グリッドに沈んだものの、決勝1周目に軽々と9台を抜き、フェラーリのライコネンを料理し、チームメイトのリカルドをホイール・トゥ・ホイールの戦いの末に破った」
「フロントタイヤを傷めてベッテルに抜かれたものの、全体的に見ると見事なパフォーマンスだった」

 サインツは11番グリッドからスタートし、7位入賞を果たした。
「確かに予選ではダニール・クビアトより0.1秒遅く、決勝序盤にはコースアウトしたが、そんなことは無視していいだろう。彼はそれを帳消しにしていいだけの素晴らしいパフォーマンスを見せた」
「決勝序盤のリスキーな路面コンディションをスリックタイヤでしのぎ、リスタート後11周にわたってトップグループについていき、背後の中団グループを大きく引き離した」


この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています

関連のニュース