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F1 ニュース

投稿日: 2017.04.13 12:06
更新日: 2017.04.13 12:08

F1 Topic:中国GPにおけるフェラーリの戦略は正しかったのか?

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F1 | F1 Topic:中国GPにおけるフェラーリの戦略は正しかったのか?

 今年のF1中国GPで勝敗を分けた最大の要因が、1回目のピットストップにあったことは間違いない。バーチャル・セーフティカー(VSC)が出た直後の2周目にピットインしてインターミディエイトからドライへタイヤを交換したセバスチャン・ベッテルとフェラーリが採った作戦は正しかったのだろうか。

 ベッテルと同じ2周目にセルジオ・ペレスをピットインさせたフォース・インディアのストラテジストのバーニー・コリンズは、その判断を次のように語る。

「じつはあのときチェコ(ペレスの愛称)をピットインさせたのは、インターからドライにスイッチさせたかったからではなく、チェコのタイヤが(ストロールとの接触によって)パンクしていたからだったの」

フォース・インディアのストラテジストのバーニー・コリンズ
フォース・インディアのストラテジストのバーニー・コリンズ

 どうせパンクしたタイヤを交換するのなら、ここでドライに替えてしまおうとギャンブルに出たわけである。そのことは、チームメートのオコンが2周目に同時ピットインしたにも関わらず、ドライブスルーさせていることからもわかる。

「エステバン(・オコン)のピットインはコミュニケーションミス。だから、私たちは彼をドライブスルーさせたの」

 コリンズによれば、「ドライブスルーによるタイムロスは15秒」だったという。それでもインターミディエイトタイヤでステイアウトさせたほうが、あの時点では良かったと判断していたことからも、フェラーリが採った作戦はかなりリスクの高い選択だったことがわかる。

「2周目の時点ではターン14から最終コーナーまでがまだかなり濡れていました。あそこはトラクションが重要な場所なので、あの時点ではドライへのスイッチはまだ早かったと思います」


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