中国GPから2週連続で開催されるバーレーンGP。中国GPの舞台である上海インターナショナル・サーキットがフロント・リミテッド(フロントタイヤに厳しい)のサーキットであるのに対して、バーレーン・インターナショナル・サーキットはリヤ・リミテッド・サーキット。まったくキャラクターが異なるコースである。
しかし、投入されるコンパウンドは中国GPとまったく同じで、軟らかいほうからスーパーソフト、ソフト、ミディアムの3種類。しかも、割り当てられるセット数もスーパーソフト7セット、ソフト4セット、ミディアム2セットと中国GPとまったく同様である。
さらにこのセット数は全チームまったく一緒。軟らかいコンパウンドから7セット、4セット、2セットとなっている。チーム関係者によれば、「これは16年から17年にかけてテストをしていないチームは、新しいタイヤのデータをまったく持ち合わせていないため、不公平になるのを防ぐための処置」だという。この協定は第5戦スペインGPまで続き、それ以降は昨年までと同様、セット数に関しては各チームが自由に決定できるようになる。
タイヤに関して、今シーズン新たな試みとして導入されたのが、バックアップコンパウンドだ。今シーズン、ピレリは5種類のコンパウンドすべてを新しくしたが、テストはいずれもトップ3チームによる暫定マシンだった。
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