ホンダF1プロジェクト総責任者、長谷川祐介氏が、次回のパワーユニットのアップグレードで、現在抱えているバイブレーションの問題が解決することを期待している。
今年、ホンダはパワーユニットのコンセプトを大きく変更、ライバルたちとのギャップを大幅に縮めることを期待していた。しかし単気筒テストでは好結果が出ていたものの、V6エンジンの状態にした時、またマクラーレンのシャシーに組み込んだ時にさまざまな問題が浮上した。
長谷川総責任者はこれに関し、中国GPを前に次のようにコメントしていた。
「(実際に走行すると)大きなバイブレーションが起きました」
「ダイナモではこのような大きな問題は起こらなかったということしか私には言えません。ところがギヤボックス、ドライブシャフト、タイヤと一緒になったとき、共振が起きるのです」
「シャシーのせいだと言っているわけではありません。ダイナモで状況を理解しなければなりません」
アップシフトで起こるという、このバイブレーションの問題に関し、フェルナンド・アロンソは「コーナー立ち上がりでのドライバビリティが悪化し、自信が損なわれる」と述べている。
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