2017年F1シーズン中に行われるピレリのタイヤ開発テストプログラムには全車が参加することが発表となり、シーズン中の追加走行の日程も明らかになった。
ピレリとFIAが決定した取り決めのもと、より良いタイヤを製造するため、シーズン中に25日間の追加走行が行われることとなった。2017年仕様のタイヤを開発するにあたっては、昨シーズンはメルセデス、レッドブル、フェラーリの3チームのみが改造車両を用意してテストに参加していた。
今シーズンは全10チームが、少なくとも1日は2018年仕様タイヤ開発に関するテストに参加することが決定。FIAとピレリがテスト計画を確定し、バーレーンGPの週末に各チームに向けて通達が出された。
テストは8つのサーキットを使用することになっており、その多くが今季のグランプリ開催後に同じコースを使用して行われる。チームはこのテストで2017年型のマシンを走らせることができるが、使用するシャシーやボディワークの詳細、搭載されるパワーユニットのタイプと、その電気系のセッティングなどを事前にFIAに通知しなければならない。
追加走行によってチームが利益を得ることがないよう、アップデートパーツの使用は不可であることも明らかになった。FIAからの文書には、「テストパーツの使用は不可。テスト車両への改造、変更は全チームと共有される」とある。
テストではピレリが走行計画を立て、得られたデータは後に全チームへと送られる。テストに参加していないチームは、オブザーバーを派遣することができる。
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