マクラーレン・ホンダのアロンソはホンダエンジンを搭載するアンドレッティ・オートスポーツでインディ500に参戦するため、5月下旬に開催されるモナコGPは不参加となる。このことについて、レッドブルF1チームのダニエル・リカルドは「アロンソは良い時期を選択した」と話している。
2015年シーズンからF1に復帰したホンダは苦戦が続いているが、ストリートコースであるモナコはシーズン中、最も性能を発揮しやすいサーキットとなっている。昨シーズンの同グランプリでのアロンソは、2014年シーズン末にフェラーリを離脱して以来の最高位となる5位でレースを終えている。
リカルド自身は「モナコを欠場したいとは思わない」と話しているものの、35歳のアロンソが欠場するには良いレースを選んだと考えており、次のように述べている。
「フェルナンドは良い選択をしたね。もし上位で戦えないのならば、あそこ(モナコ)はつらいレースになる。彼のしていることは格好いいよ。良い時期を選んだね」
「(アロンソにとって)これはチャンスだし、良いチームとともに参戦できる。F1におけるいまのポジションについて、彼がストレスを抱えていることは感じ取れる。同じ立場と年齢で、こんなチャンスを与えられたら、僕だって同じようにするだろう」
NASCARのファンであるリカルドは、インディ500よりもデイトナ500参戦に興味を示している。しかし、いまのところF1外でのレース活動の予定はないとしており、アロンソの決断についてこう語っている。
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています