FIAとF1チーム代表が協議の上、2018年に向けて、オイルを燃料として燃焼する違反行為を取り締まるための新たな規則を導入することで合意した。
25日にF1ストラテジーグループおよびF1コミッション会合が開催された後、FIAは、2018年のF1レギュレーションに関するいくつかの修正および追加について合意し、これについて世界モータースポーツ評議会の承認を求めると発表した。
FIAの発表には、新たなコクピット保護デバイスのプラン、Tウイングやシャークフィンの制限といった項目とともに、以下のようなオイルに関する取り決めも含まれていた。
「オイルが燃料として使用されないようにするための手段を講じる。さらに、イベント中にパワーユニットに使用されるオイルの仕様は1種のみとする」
以前からメルセデスが予選になると大幅にパワーを上げることについて、エンジンオイルを燃料として燃やすという違法な行為を行っているのではないかとレッドブルなどライバルたちは疑っている。3月にFIAは、レッドブルからの疑義を受け、どのような形であれエンジンオイルを燃料として燃焼させることはレギュレーション違反と見なされると明言、また、オイルの使用状況と化学成分について監視するとも述べた。
メルセデスは違法な行為は一切行っていないと主張し、実際、不正は見つかっていない。しかし2018年にはオイルの不正使用を取り締まるため、3つの手段がとられることで、FIAとチーム側が合意した。
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています