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F1 ニュース

投稿日: 2017.04.28 15:00
更新日: 2017.04.28 15:08

F1 Topic:外部からの救いの手、パフォーマンス救済策。ホンダを巡る2つの噂

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F1 | F1 Topic:外部からの救いの手、パフォーマンス救済策。ホンダを巡る2つの噂

 ホンダを巡って、2つの噂が錯綜している。

 ひとつは、ホンダがメルセデス(HPP)に対し救いの手を求めているのではないかというものだ。開幕前から引きずっている性能不足だけでなく、F1バーレーンGPでは信頼性不足も露呈させてしまったため、メルセデスに対してコンサルタント業務を依頼するのではないかという説だ。

 しかし、長谷川祐介ホンダF1総責任者は、この噂を「それはないです」ときっぱり否定した。ただし、ホンダのある関係者は「ホンダはこれまでも必要に応じて、外部からの協力は受けてきましたし、今後もその方針は変わりありません。ただし、それがどこのだれかについては、お話することはできません」と、外部との接触については否定はしなかった。

 そこで浮上してくるのが、イルモア・エンジニアリングとの関係である。イルモアという名前は創業者のマリオ・イリエンとポール・モーガンの名前の一部を組み合わせたもので、F1ではメルセデスと結びつきが深かった。

 メルセデスのHPP(ハイパフォーマンスパワーユニット)の前身はイルモアだった。だが、2001年にモーガンが飛行機事故で他界した後、分社され、2005年にHPPがイルモアから独立して以降は提携はしていない。

 逆にアメリカのインディカー・シリーズのエンジン開発で2006年からホンダと密接な関係を築いてきた。

 F1では2014年にルノーと共同でパワーユニットの開発を開始。昨年、ルノーが大幅にパワーユニットを改良してきたのはイルモアの力があったからだと言われている。しかし、イルモアとルノーとの関係は今年に入って解消されていたことが判明。そこでホンダとの提携が囁かれ始めたのだ。

 つまり、イルモアとの提携がどこかでイルモアとの結びつきが強かったという印象があるメルセデスに勘違いされたのではないかと考えられる。


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