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F1 ニュース

投稿日: 2017.05.01 15:28

F1ロシアGP決勝トップ10ドライバーコメント

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F1 | F1ロシアGP決勝トップ10ドライバーコメント

 2017年F1第4戦ロシアGP、決勝トップ10に入ったドライバーが決勝日を振り返った。

■メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
バルテリ・ボッタス 決勝=1位

 実感するのに少し時間がかかりそうだ。いつもはあまり感情的にならない人間なんだけど、フィンランド国歌が聞こえてきた時には感動した。

 すべてがまるで夢のようだ。初めて優勝した。これがいくつもの勝利の始まりだといいね。

 僕にとってキャリアベストのレースのひとつだ。セバスチャン(・ベッテル)からのプレッシャーはそれほど問題ではなかった。一番問題だったのは、周回遅れのグループを追い抜くことだった。時間をロスすることなく抜くのが簡単ではなかった。

 残り15周ぐらいの時にロックアップしてしまい、それがペースに響いた。でもなんとか対処できたよ。

 チームに対して無線で話しかけないでくれるよう頼んだ。集中したかったんだ。

F1初優勝を遂げたバルテリ・ボッタス(メルセデス)
F1初優勝を遂げたバルテリ・ボッタス(メルセデス)

 この勝利は、前に進むための大きな自信を与えてくれる。自分に優勝する力があることは分かっていた。自分の能力をいつだって信じてきた。でも今日、実際に勝つことで、それを確認することができたんだ。

(F1初優勝まで)かなり時間がかかった。80戦以上だ。でも待った甲斐があったよ。

 冬の間に不思議なチャンスがやってきて、このチームに加わることができた。彼らのおかげで勝つことができたんだ。皆に感謝したい。

■スクーデリア・フェラーリ
セバスチャン・ベッテル 決勝=2位

 スタートの蹴り出しは悪くなかったと思うけど、もう少しだけアグレッシブにいってもよかったかな。ライトが消えるまで時間がかかり、グリッドの状況について正しく読み取ることができなかった。

 とはいえ、スタート自体はよかった。ただ一日中、強い向かい風が吹いていて、(バルテリ・)ボッタスは大きなトウを得ることができた。僕にはどうしようもなかった。

 バルテリは素晴らしいレースをしたね。他の誰よりも素晴らしい走りをした。彼は今日の勝者にふさわしい。

 終盤、全力で走り、バックストレートで彼のDRS圏内に入れると思った。プレッシャーをかけて、ミスを誘うことができるんじゃないかと考えたんだ。でも彼は一度もミスをしなかった。

(周回遅れにする時のフェリペ・)マッサとの件だけど、あれは意志の疎通がうまくいかなかっただけの話だ。彼がどういうラインをとるのか分からなかった。いずれにしても、あれによって優勝を失ったわけじゃない。

声援に応えるセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
声援に応えるセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)

 次のスペインが楽しみだ。バルセロナでは冬季テストを行い、あそこでのマシンの挙動についてしっかり学習済みだ。

 まだ選手権争いについて考える必要はない。今季はすごくいいスタートを切った。僕らはベストを尽くし、勝つためにここにいる。でも常に学べること、向上できる箇所はある。

 今日は速さがあったけれど、もう少しうまくやれたはずだ。でも僕らのマシンもチームも強力だし、ポジティブな要素はたっぷりある。

(ボッタスとのスタート直後のバトルについて語り)スタートはバルテリと同じぐらいの出来だったと思う。でも彼は大きなトウを得て、勢いを増したんだ。イン側を守ったけれど、ブレーキングゾーンへのアプローチで彼が前に出て、僕の前でドアを閉めた。彼はあそこで勝利を手にしたといえるだろう。あと、ファーストスティントでの走りは素晴らしかった。ついていけなかったよ。

 今日はバルテリのためのレースだった。信じられないほど素晴らしいレースを走った。ペースもすごくよかった。


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