メルセデスF1によると、バルテリ・ボッタスは「かなりひどく」傷んだフロントタイヤをいたわりながらセバスチャン・ベッテルを阻止し、ロシアGPで自身の初優勝を獲得したという。
ボッタスはロシアGP序盤はレースをリードし、状況をうまくコントロールしていた。しかしレース終盤、ターン13から14の複合コーナーへ進入する際にタイヤをロックさせてしまった。
その後のタイヤは憂慮すべき状態にあることがデータによって明らかになり、フェラーリのベッテルが追い上げてくるなかでの緊迫したフィニッシュになったと、チームのトップであるトト・ウォルフは言う。
「ボッタスは両方のフロントタイヤをロックさせ、フラットスポットを作ってしまった。測定値からも、タイヤがひどく傷んだ状態にあることが分かった。そうしたことが終盤の彼のパフォーマンスに悪い影響を与えたのだ」
「非常に緊迫した状況だったが、ボッタスは落ち着いて切り抜けた」
「それでも十分に良いペースで走れていて、セクター1は非常に速く、セクター2でもこらえることはできたもののコンマ1秒を失ってしまった。しかし次の周回では、全体的に速さがあった」
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