更新日: 2024.12.14 16:08
鈴鹿に“熊男”旋風/ユーキ・ウィル・ビー・ユーキ/さらば友よ【SNSピックアップ今週のF1界】
年間24レースを戦い抜き、一息つきたいのが関係者の本音かもしれない。しかし直後にはテストが開催され、次世代のF1シートを狙う若者たちの熱気で溢れかえった。日本では来季のF1レギュラードライバーが日本GPに先駆けて一足早く鈴鹿に到着し、ファンを沸かせた。SNSから今週のF1界を見てみよう。
●熊男旋風
スーパーフォーミュラのテストが開催されている鈴鹿サーキットに大勢のファンが訪れており、目当てはKCMGから参戦中で来季のハースF1ドライバーであるオリバー・ベアマンだ。同チームから参加している福住仁嶺も嫉妬するほどの客入りで、F1ファンの熱量は真冬の寒さを吹き飛ばすほど。
●諦めない夢
現在30歳の平川亮はF1最終戦アブダビGPでマクラーレンからFP1に出走し、テストではハースからの参加が叶った。かねてより秘めていたF1参戦への夢を、年齢に関係なく全面に押し出していく。
●22番を授けるか?
アブダビでのテストではRBの角田裕毅がエースチームのレッドブルから参加というビッグニュースもあった。鏡に映る11号車と実物を足し合わせれば22で、2025年シーズンのレッドブルに誰が乗るのか、神のみぞ知る。
●ステイサムとの再会
角田は映画俳優のジェイソン・ステイサムの大ファンであることを公言しており、アブダビGPで再会することが叶い大喜び。エグゼクティブのF1人気もまだまだ続きそうだ。
そんな角田はアブダビでもマイペースを貫き、エキサイティングな方法で階段を降りる。さすがにチームからも「二度とやらないでくれ」と釘を刺されてしまった。
●表敬訪問
メルセデスとの長い旅を終えることになったルイス・ハミルトンは、スポンサーとしてチームを支えるマレーシアのペトロナス本社を訪問。スタッフたちはハミルトンの新たな旅立ちを笑顔で送り出した。
●スーパーエース
ニコ・ヒュルケンベルグ無くしてハースのコンストラクターズ選手権7位は達成できなかった、と言えるほどの大活躍を見せた1年だった。小松礼雄代表と最後は力強く記念撮影、感謝と新天地での成功を祈っているに違いない。
●家族とともに
F1最後のレースとなったハースのケビン・マグヌッセンには、レース後に妻のルイーズから「お疲れさま、娘と一緒に帰れるのが待ちきれない」と労いの無線が。長らく夫を支えてきたルイーズにとっても、ひとつの物語に幕を下ろした。
●サインツの歴史
フェラーリでの4年間を2位表彰台で終えたカルロス・サインツの背中には、その戦績が刻まれていた。建設的なフィードバックと人間性でチーム内部からの評価も高いサインツなら、ウイリアムズを強くしてくれるに違いない。