今年、インディ500に初挑戦することを決めたフェルナンド・アロンソが、インディカーマシンでの初のオーバルテストを終えた感想を語った。最初にコーナーを攻めようとして身体が言うことを聞かなかったこと、スリーワイドのバトルなど想像できないと思ったことなど、いくつかの驚きがあったと明かしている。
3日、アロンソはインディアナポリス・モータースピードウェイでプライベートテストを行い、ルーキー・オリエンテーション・プログラムを消化、110周を走り切り、最速ラップスピードは222.548mphだった。
「コースは思っていたより狭かった」とテスト終了後、メディアからのインタビューに答えて、アロンソは語った。
「テレビで、メインストレートを3台が並んで走っているのを見ることがあるけれど、いざ実際にマシンに乗ってメインストレートに差し掛かると、あそこであのスピードでいったいどうやって3台並んで走れるのか、想像がつかない」
「(アロンソ走行前にマシンをシェイクダウンした)マルコ(・アンドレッティ)がターン1を全開で走っていたから、僕もターン1でいってみるつもりだった。マシンにその能力があることは分かっているからね」
「ターン1に差し掛かった時、全開で行けると思った。でも足がアクセルを完全には踏み込まなかった。あの時、僕の脳と足が直結していなかった」
「2周目か3周目でいけるようになったけど、1周目には(全開でいけず)、この場所、このマシン、このスピードに対する敬意を感じた。それは素晴らしい感覚だった」
「レーシングドライバーはそういうとき、純粋なアドレナリンを感じる。本当にいい一日だったと思う」
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています