レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

F1 ニュース

投稿日: 2017.05.10 06:55
更新日: 2017.05.10 06:57

“複雑すぎる”ブレーキに悩むハースF1、スペインではブレンボを使用。CI製のテストも続行

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


F1 | “複雑すぎる”ブレーキに悩むハースF1、スペインではブレンボを使用。CI製のテストも続行

 ブレーキに問題を抱えるハースF1チームが、今週末のスペインGPではブレンボ製を使用する予定であることが分かった。同チームは前戦ロシアGPの初日にはカーボン・インダストリー製のブレーキを試したものの、冷却の問題に見舞われた。

 バーレーン合同テストでカーボン・インダストリー製のブレーキを試し、好感触を得たハースは、ロシアGPの金曜フリープラクティスでも、引き続きこれを試した。しかし、ソチ・オリンピックパーク・サーキットではカーボン・インダストリー製のブレーキ冷却にかなり苦労したため、土曜からブレンボ製へと戻した。

 ハースは、カーボン・インダストリー製ブレーキに関し、ディスクの冷却問題の解決策を見つけるため、レース後の風洞テストを計画した。しかし、チーム代表のギュンター・シュタイナーは、間近に迫ったスペインGPには、「現状のまま」ブレンボ製を利用し続けるつもりだと語った。

「このトラブルの解決方法を見つけるのには、少し時間が掛かる。だが、いずれはうまくいくだろう」と、シュタイナー。

「簡単に解決できる問題ではない。皆が、これはとても複雑なブレーキシステムであるということを理解しなければならない」

「我々は、バーレーンテスト後にカーボン・インダストリーで得た成果を理解している。ソチのFP1とFP2の後でもだ。だが、バルセロナは現状のままブレンボで戦う」

複雑なブレーキシステムの問題解決には長い時間を必要とする
複雑なブレーキシステムの問題解決には長い時間を必要とする

「ロマン(・グロージャン)は、ブレンボの最新バージョンにかなり満足していた。それとは反対にケビン(・マグヌッセン)は、ブレーキの効きが強いカーボン・インダストリーの方を好んでいた。彼にはカーボン・インダストリーの方がフィーリングが良かったのだ」

「今は、完全な結論に至る前に、カーボン・インダストリーのブレーキを試して、我々がどんな状況にいるのかを理解しなければならない」

「我々のチェックリストから、この問題を解決済みにできたらハッピーだね」


この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています

関連のニュース