F1タイヤサプライヤーのピレリは、バーレーンでのF1合同テストの後、同地で2日間にわたり2026年用タイヤ開発テストを実施している。今回はアルピーヌとウイリアムズが協力し、アルピーヌからは、テストおよびリザーブドライバーの平川亮が参加した。
今年1月、アルピーヌF1チームは、TOYOTA GAZOO Racing(TGR)の平川を新たにテストおよびリザーブドライバーとしてチームに加えると発表した。平川は2022年にはル・マン24時間レースを制し、WEC世界耐久選手権で2度ワールドチャンピオンに輝いたドライバー。2月28日にカタールで行われたWEC開幕戦に出場した直後にバーレーン入りし、F1マシンでのタイヤテストに参加した。
3月2日のテスト初日は、同じコンパウンドのさまざまなコンストラクションを評価するプログラムが中心となった。平川はタイヤテスト用の改造が加えられた2023年型アルピーヌA523に乗り、131周を走行し、自己ベストタイムは1分35秒336だった。
この日、ウイリアムズの走行はカルロス・サインツが担当。2023年型FW45をベースにしたマシンで116周を走行、自己ベストタイムは1分34秒740だった。
翌3日にはアルピーヌはポール・アーロン、ウイリアムズはアレクサンダー・アルボンを走らせる予定となっている。