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F1 ニュース

投稿日: 2017.05.25 13:27

モナコの大きすぎる新縁石にF1ドライバーたちが「意味が分からない」と不満

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F1 | モナコの大きすぎる新縁石にF1ドライバーたちが「意味が分からない」と不満

 2017年のF1モナコGPを前に、モンテカルロ市街地コースのスイミングプールのシケインをショートカットできないよう、大きなイエローの縁石が設置された。

 ドライバーたちがタイムを稼ぐためにしばしばショートカットするため、これを防ぐ目的で、このシケインに変更が加えられた。フォーミュラEの際に使用された大きなイエローの縁石がエイペックスに置かれ、さらにコースと並行に、コーナー出口のテックプロバリア手前3メートルまで小さなスピードバンプが設置されている。

 またモナコの路面は一部再舗装され、最終コーナーからサン・デボーテ出口まで、カジノスクエアからポルティエ入口、トンネル出口からシケイン入口、タバコからプール出口までが新しいアスファルトになったことも、ドライバーたちに通知された。

 スイミングプールの縁石について、水曜の時点で一部ドライバーが不満を述べている。

「行き過ぎだよ。去年の時点で(縁石は)かなり大きかった」とバルテリ・ボッタスは語った。

「去年も(縁石に)ヒットするとひどいことになったのに、それがさらに大きくなった。縁石に絶対に乗らないよう、気をつけなければならない。これは大事なことだ」

「でも僕はかまわないよ。縁石に乗ったとしたら、それは自分のミスだから、自分でそのツケを払うだけのことだからね」

 ルイス・ハミルトンはまだ実際に縁石を見ていない時点で「なぜ大きくしたのか理由が分からない」と述べた。

 ロマン・グロージャンも同様に驚きを示している。
「(そんなことをした)理由が全く分からない。ポルシェ(スーパーカップ)用なんじゃないのかな?」とグロージャンは冗談まじりに話した。

「F1マシンに乗っているときには、あの大きな黄色いものには触っちゃだめだ」
「フロントウイングを引っかけたら、外れてしまうかもしれない。つまり、小さなミスで、ウォールに突っ込むことになるということだ」

「前から大きな縁石があって、そこに乗ると時間をロスするようになっていた。だからこそ(さらに対策が取られたことに)少し驚いた」

2017年F1第6戦モナコGP ロマン・グロージャン(ハース)がコース下見
2017年F1第6戦モナコGP ロマン・グロージャン(ハース)がコース下見

 セルジオ・ペレスも否定的な発言をしている。
「あまりに大きすぎるよ。あんな大きな縁石を置く必要があるとは思えない」
「去年までの縁石だって十分大きくて、ヒットすればウォールに飛ばされる羽目になりそうだった。今年の縁石だとグランドスタンドまで飛んでいってしまうよ」

 一方で、否定的意見を示さないドライバーもいる。ケビン・マグヌッセンは、大きすぎるとは思わないと述べており、ジョリオン・パーマーは、大きすぎてびっくりしたとは認めたものの、壁に囲まれているよりはマシだと語った。「このコースは大部分のコーナーが壁に囲まれている。壁に比べれば大きくはないから縁石の方がいい」とパーマーは述べている。


この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています

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