F1シーズンを転戦していると普段見かけない人との出会いがある。そんな人に、「あなたは何しに、レースに来たのか?」を尋ねてみる特別企画。今回はルノーでニコ・ヒュルケンベルグのレースエンジニアを務めるマーク・スレードだ。
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F1の公式セッションが行われないモナコGPの金曜日に、ルノーがF1参戦40周年を祝って往年の名車を走らせるというイベントを行なった。
準備されたマシンは、記念すべきルノーF1のデビュー作であるRS01(1977年)とルノーにとって初のフルカーボンマシンとなったRE40(83年)だ。
しかも、その2台のステアリングを握ったのは、現役時代にそのマシンに乗っていたジャン=ピエール・ジャブイーユとアラン・プロストという粋な演出を行なったものだから、走行前に2台が停車していたピットレーン出口にはメディアだけでなく、ピットレーンで仕事をしていた多くのF1関係者も訪れた。
訪れたF1関係者は、手にしたカメラやスマホで写真を撮りまくるなど、まるで一般のファンのように目を輝かせていた。その中で、ひとりプロストが乗るRE40に近づく者がいた。
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