2017年F1第6戦モナコGPで予選トップ10に入ったドライバーたちが、予選日を振り返った。
■スクーデリア・フェラーリ
キミ・ライコネン 予選=1位
ポールポジションを獲得できてうれしい。ここは最前列からスタートすることが何より重要な場所のひとつだからね。これで仕事の半分は達成した。でも明日、大きなチャレンジに取りかからなければならない。
ここまではうまくいっている。マシンにも満足だ。思ったとおりにすべてをうまくやるのは楽ではなかったけれど、予選ではいろいろな要素がうまくいった。ここでは小さなことがラップタイム上で大きな違いになる。
僕らはいい仕事をした。チームは毎回、とてもいいポジションでコースに送り出してくれたし、すべてがスムーズに運んだ。
明日は2台そろっていい結果を出せればいいね。まずはいいスタートを決めて、トラブルに巻き込まれないようにしなければ。1コーナーまでがかなり短いし、今年のマシンは幅広いから、オーバーテイクは難しい。
ベストを尽くす努力をするつもりだが、簡単にはいかないと思う。自分がコントロールできないことがたくさん起こり得るからね。僕にとって一番大事なのは、明日のレースが終わる時点で、このポジションを維持していることだ。
■スクーデリア・フェラーリ
セバスチャン・ベッテル 予選=2位
ポールポジションを取れる可能性があっただけに、自分に少しがっかりしている。でもチームにとって素晴らしい結果だよ。もし自分がポールポジションを諦めて誰かに譲り渡さなければならないのだとしたら、キミ(・ライコネン)を選ぶだろうしね。彼は予選でとてもいい仕事をしたから、よかったと思う。
でも今日の自分のパフォーマンスには100パーセント満足だとはいえない。全体的にもっといい仕事をすべきだった。マシンはよかったから、僕自身のミスだ。(Q3)最後のランで欲張りすぎた。
多くを望み過ぎて、逆に少し失ってしまった。
明日どうなるか、予測はできない。スタート、ペース、戦略といったことを考えなければならない。そして、すべての要素をうまくまとめることを目指そう。レースにはいつもどおりの準備をしていくよ。
(ポールポジションのライコネンとのスタート直後のバトルについて聞かれ)ふたりともレースの経験は豊富だから、1コーナーでどうすべきかは分かっている。僕らはレースをするためにここにいるんだ。