ドライバーズチャンピオン争いがここにきて接近、また地元の英雄がF1に復帰することで今年もメキシコシティGPは熱く盛り上がる。多くの若手がFP1に出走し、今後を占う重要なセッションとなった。SNSからF1界の様子を見てみよう。
●コルトン・ハータ、ハイテックTGRへ
現在アメリカのインディカーシリーズで活躍するコルトン・ハータは、来季からキャデラックF1のテストライバーを務めつつ、FIA F2シリーズにも参戦する。未経験サーキットの実戦的習熟が目的とされるが、そのチームがハイテックTGRであることが明かされた。なおもうひとりのチームメイトは未定だ。
●若返り
10月13日から2026年F1日本GPのチケットが発売開始となった。鈴鹿サーキットによれば10〜30代の購入率が前年比で飛躍的に増えているとのこと。来年はより賑やかなグランプリとなりそうだ。
●TPCでのクラッシュ
ハースF1チームはオランダのザント・フォールトサーキットでTPCを実施。リザーブドライバーを務める平川亮がステアリングを握ったが、ターン8でスピンしクラッシュ。サポート役として立ち会っていた小林可夢偉によれば、マシントラブルが原因とのこと。平川も無事で、メキシコシティGPでFP1の役目を完了している。
●モータースポーツ漫画の新連載
カペタでお馴染みの漫画家、曽田正人氏が2026年からモータースポーツにちなんだ漫画を新連載すると発表。主人公のレーシングスーツはTGRを連想させるロゴがデザインされており、今から楽しみだ。
●食い意地
メキシコも美味しいグルメがたくさん。レッドブルの角田裕毅はアイスクリーム屋に扮し、6段重ねのトッピング。これだけで盛り上がるのだから愛されっぷりが伝わってくる。
●猛追
サマーブレイク以降、レッドブルのマックス・フェルスタッペンが勢いに乗るのは周知の事実。マクラーレンとの差を急激に縮め、アメリカGP終了時点でランド・ノリスと26ポイント差に。現王者がまくるか、マクラーレンコンビがプレッシャーに打ち勝つか。
●9名の新鋭/金曜日の様子
メキシコシティGPのFP1は毎年各チームが若手ドライバーを起用しているが、今年は9名の新鋭が登場。特に来季まだシートが確定しないレッドブル、レーシングブルズ、アルピーヌは、品定の要素も詰まっている。
大きなアクシデントもなくFP1は無事に終了。若手最速はレッドブル、アービッド・リンドブラッドの6番手。現在FIA F2でランキング7番手のレッドブ育成に対し、レッドブル首脳は評価が上下している様子も見られ、来季シートの決定はシーズン最終戦までもつれそうだ。
FP2が初出走となったフェルスタッペンは好調を維持し、トップタイムをマーク。このレースも優勝大本命と見て間違いない。
