5月28日現地時間14時、F1モナコGP決勝のスタートを迎えた。この日も朝から快晴のモンテカルロは暑く、気温は25度、路面温度は49度まで上昇しているが、タイヤのデグラデーションや摩耗には影響はないものと見られている。
15グリッド降格を科されていたジェンソン・バトンは予選後のパルクフェルメでフロアを交換したためピットスタートを義務づけられることに。
マーカス・エリクソンもギヤボックス交換をして5グリッド降格を科され19番グリッドからのスタートとなった。予選で大きなクラッシュを喫したストフェル・バンドーンは、モノコック交換を免れ前戦の3グリッド降格を消化して12番グリッドからレースに臨む。
スタートは各車とも無難に決めて上位勢の順位は変わらないままレース序盤に突入するが、首位キミ・ライコネンはファステスト連発の走りで2位セバスチャン・ベッテルとの間に一気に2秒の差を広げた。
タイヤには1レースを走り切る寿命があるため、ピットスタートのバトンとパスカル・ウェーレインは1周目にピットインしてそれぞれスーパーソフトとウルトラソフトに交換しクリーンエアでの走行を選んだ。
スタート時のピットアウトがアンセーフリリースと判断されウェーレインには5秒加算ペナルティが科されたが、ピットストップ後もウェーレインの後ろになってしまったバトンは本来のペースで走ることができない。
13番グリッドスタートのルイス・ハミルトンは早くもターン1までの間にバンドーンを抜いて12位に上がった。