モナコGPの週末におけるルイス・ハミルトンの一貫性に欠けるパフォーマンスは、いまもって謎のままだとメルセデスF1チームのトップ、トト・ウォルフが述べている。
ハミルトンは木曜日のFP1でトップタイムを記録したが、予選はQ2敗退となった。終盤に起きたストフェル・バンドーンのクラッシュが影響したとはいえ、タイヤを適切な温度域で作動させるという部分で問題を抱えており、このことが痛手となっていた。
決勝でのハミルトンはピットストップ後にペースを上げ、14番グリッドからスタートしたものの7位まで挽回してフィニッシュ。一方チームメイトのバルテリ・ボッタスは4位でレースを終えている。
『W08』を「気難しいお姫様」と表現したウォルフは、ハミルトンが決勝で強さを発揮できなかった理由を説明できずにいる。
「マシンに触れずとも、序盤では難しい状態にあるのが見て取れたし、ルイスも気に入らないと話していた。しかしピットストップの後、守りに入った我々のマシンは突如として最速になったのだ」
「フェラーリもその段階ではペースを落としていたと言えるが、我々も同様だった。(レース後に)彼と少し会話を交わしたところ、グリップが戻ってきたのだと言っていた。なぜそうなったかは謎のままだ」
「我々はこの部分を理解する必要がある。なぜならフェラーリは理解しており、そうしたコンディションでもレースができているからだ」
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