ザウバーF1チームのマーカス・エリクソンは、F1モナコGPでセーフティカー先導中に起きたクラッシュの原因は、ブレーキの問題と冷えたタイヤにあると語った。
エリクソンは、チームメイトであるパスカル・ウェーレインが60周目でジェンソン・バトンと接触してセーフティカーが導入された際、1周遅れで走行していた。
セーフティカーに追い付いたエリクソンは、4周後に列の最後尾に再合流するよう指示を受けたが、これを追い越そうとしたサンデボーテでクラッシュしてしまった。エリクソンは、このときのことを次のように話している。
「ブレーキに問題を抱えていた。セーフティカー導入前に、ブレーキはかなりオーバーヒートしていた。そしてセーフティカーが入ってすごくスローになると、さらに熱をもつようになった」
「ブレーキペダルの感触がどんどん悪くなっていって、使えなくなってしまったんだ。セーフティカーを追い越すよう連絡を受けたときには、ブレーキがあまり利かなくなっていたし、タイヤも冷え切っていた」
「さらにターン1でセーフティカーを追い越そうとしたことが重なって、マシンを止められなくなり、コーナーを曲がり切れなかった。スローモーションのようだった」
エリクソンは、今シーズン仕様のピレリタイヤを温めようとしたことで問題が悪化したとしている。
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