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F1 ニュース

投稿日: 2017.06.02 16:29
更新日: 2017.06.02 16:40

ラウダ「ベッテルがリタイアしないかぎり、メルセデスF1のタイトル獲得はない」

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F1 | ラウダ「ベッテルがリタイアしないかぎり、メルセデスF1のタイトル獲得はない」

 2017年シーズンにおけるメルセデスF1チームのタイトル獲得という望みは、フェラーリのセバスチャン・ベッテルが今季の残り14戦中、最低でも1戦でリタイアしないかぎりは叶わないだろうと、ニキ・ラウダが語っている。

 モナコGPで優勝したベッテルは、ドライバーズ選手権でメルセデスのルイス・ハミルトンとの差を25ポイントに広げた。そのメルセデスは、相変わらずウルトラソフトタイヤの性能を引き出すことに悩まされている。

 今シーズンはこれまでメルセデスとフェラーリがそれぞれ3勝ずつあげており、フェラーリの3勝はすべてベッテルが、またメルセデスは2勝をハミルトン、1勝をバルテリ・ボッタスが獲得した。

 だが、ベッテルがこれまでの全6戦で2位以上に入っているのに対し、ハミルトンは表彰台を二度も逃している。また現在ベッテルから54ポイント差でドライバーズ選手権3位のボッタスは、レースでは6位とリタイアを1度ずつ経験している。

 メルセデスのノンエグゼクティブチェアマンであるニキ・ラウダは、オーストリアのクローネン・ツァイトゥング紙の取材に対して「我々はタイヤの作動温度領域に関して、解決策を探り出す必要がある」と答え、さらに次のように語った。

「はっきりしていることは、ベッテルが少なくとも一度リタイアしないかぎり、我々のタイトル獲得はないということだ。フェラーリには勢いがある。このままでは差は開くばかりだ。まずいことになる」

 ハミルトンはモナコGPの決勝を後方13番手からスタートし、7位でフィニッシュした。ポイントは獲得したものの、ハミルトンとメルセデスがウルトラソフトタイヤにひどく苦戦したのは、この3戦で2度目となる。

 メルセデスはこれを解決すべき重大な弱点だと認識している。次戦カナダGPとアゼルバイジャンGPは、ボッタスが優勝したもののハミルトンがペース不足で4位に終わったロシアGPや、前戦モナコGPと同様の結果に終わる可能性があるからだ。

 モナコGPのような苦戦が今後も続いた場合、ハミルトンにチャンピオン獲得の見込みはあるだろうか。この質問にハミルトンは「当然だけど、あんな週末は二度とごめんだ」と答え、さらにこう続けた。


この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています

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