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F1 ニュース

投稿日: 2017.06.08 08:05
更新日: 2017.06.08 13:16

マクラーレンF1、ホンダのアップグレード延期に強い失望と大きな懸念。「限界に近付いている」

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F1 | マクラーレンF1、ホンダのアップグレード延期に強い失望と大きな懸念。「限界に近付いている」

 マクラーレンのエグゼクティブディレクター、ザック・ブラウンが、カナダGPでは期待していたパワーユニットのアップグレードがなされないことになったと述べ、大きな失望感を示した。ブラウンは、ホンダに大きな懸念を抱いており、契約を見直す可能性もあると示唆した。

 今週水曜にロイターがブラウンのオフィスでインタビューを行った。このインタビューのなかで、ブラウンは、ホンダからカナダGPではパワーユニットのアップグレードは導入しないことになったとの連絡を受け、明確な今後の予定も示されなかったと述べた。
 最近、ホンダF1プロジェクト総責任者の長谷川祐介氏は、パワーユニットの大規模なアップグレードをカナダGPに持ち込めるかどうかは「非常にタイト」であり、直前に判断を下すと語っていた。

 ホンダと提携して3年目の今年、マクラーレンは、開幕から6戦、いまだにノーポイントでランキング最下位と、チーム史上最悪のシーズンを送っており、このままの状態を続けるわけにはいかないとのチームの思いは強い。

「ホンダは非常に懸命に取り組んでいる。しかし途方に暮れているようだ」とブラウン。

「(モントリオールに)アップグレードは導入されないと、つい最近連絡があった。明確なスケジュールは示されておらず、それを少し心配している。痛みは大きい。いつまでも無為に時を過ごすわけにはいかないのだ」

「我々もドライバーたちも、今回のアップグレードを非常に心待ちにしていた。それだけに導入されないことに大きな失望を感じている。努力が足りないわけではないが、彼らはうまくまとめるのに苦労している」

「執行委員会からは進軍命令が出ている。あと1年、このような年を続けるつもりはない。そう願っている」

「我々の選択肢について詳しい話をするつもりはない。ホンダとともに世界タイトルを獲得したいと思っている。だが、それが達成できるかどうかを、いずれ判断する必要がある。今の我々は、深刻な懸念を抱えている」

「アップグレードが導入されず、アップグレードが、彼らが予想していたレベルに届かない。ただただ時間がかかる。我々は限界に近付いている」


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