F1カナダGPの週末、FIAはドライバーがコース外を走行することをやめさせるため、ジル・ビルヌーブ・サーキットの3番目のシケインにもショートカットを阻止する対策を施している。
同サーキットのトリッキーな最終シケインでランオフエリアを横断することは以前より問題となっており、FIAは近年取り締まりを厳格化してきた。
2015年には、ドライバーがコーナーを横切るのを防ぐために、新たに高さのある縁石が設置された。これにより大回りした際は減速してボラード(パイロン)を通り過ぎてからコースに合流しなければならなくなった。
このシステムは今年も残されているが、同様の対応策がターン8とターン9にかかるシケインにも導入されている。ここではグラベルのランオフエリアがアスファルトに取って代わられた。
F1レースディレクターのチャーリー・ホワイティングが木曜日に各チームに出した通知書には次のように記されている。
「ターン9を通過する際にコース上を使えず、完全にエイペックスのオレンジ色の縁石左側を通ったドライバーは、コーナー出口のオレンジ色のスピードバンプ左側を走行し、アスファルトのランオフエリア突き当たりからコースに合流しなければならない」
最終コーナーについては、赤と白のポリスチレン製ブロックがランオフエリアの端に設置され、ドライバーはコースに合流するまで左側を走行する必要があるだろうとホワイティングは述べた。
ただし他のドライバーにコース外に押し出された場合に限っては、ドライバーはこれらの指示に従う必要はない。
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています