6月9日現地時間午前10時、F1カナダGPのFP1が始まった。好天に恵まれた前日とは打って変わって金曜は朝から空は雲に覆われ気温は21度、路面温度は27度までしか上がっていないが、空の一部には青空も覗いている。
FP1の前にはフェラーリチャレンジのフリー走行が20分間行なわれたのみで、路面はかなりダスティ。しかし午後には降水確率がやや高くなっていることもあり、各チームがどのようにプログラムをこなしてくるか興味深い。
期待されたホンダのアップデートは準備が整わず、投入は見送られた。メルセデスAMGのカスタマーであるフォース・インディアとウイリアムズはここで今季2基目のICEとTC、MGU-H、MGU-Kを投入、トロロッソのダニール・クビアトは3基目のICEとTC、MGU-H投入となっている。
どのチームもカナダGP仕様の低ドラッグ空力パッケージを持ち込んでおり、気流センサーやフロービズで空力データの確認を行なっている。開始から3分を過ぎたところでインストレーションチェック中のカルロス・サインツJr.がターン10を立ち上がったところで「エンジントラブルだ」とリヤから白煙を上げてストップしてしまった。
10時17分には走行を開始したキミ・ライコネンがターン7の立ち上がりでホイールスピンさせてリヤを失いスピン。10時24分にはターン1~2でリヤが流れたセバスチャン・ベッテルもスピン。
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