TGRハースF1チームは、今後数日のうちに、実質的に2回のドライバー選考テストを実施する予定であり、2027年のエステバン・オコンの後任ドライバーの候補である4人のドライバーに走行機会を与え、決断を下すということだ。
この4人とは、マクラーレンのリザーブドライバーであるレオナルド・フォルナローリ、フェラーリの若手育成プログラム『フェラーリ・ドライバー・アカデミー(FDA)』のメンバーであるラファエル・カマラ、ハースのリザーブドライバーを務める平川亮とジャック・ドゥーハンで、F1第13戦イタリアGPを前にTPC(Testing of Previous Cars/旧型車テスト)を実施する。
フォルナローリは数カ月前にハースのTPCに参加した際に素晴らしい走りを見せており、ハースの小松礼雄代表がフォルナローリに非常に感銘を受けているのは周知の事実だ。しかし、フェラーリはオコンの後任としてカマラを強く推しており、一方でトヨタも平川の起用を全面的に後押ししているようで、ドゥーハンもまた自身の実力をアピールする機会を伺っている。



アトラシアン・ウイリアムズF1チームがアレクサンダー・アルボンやカルロス・サインツとの契約を延長し、フェルナンド・アロンソも2027年までアストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チームに残留する意向を強く示唆した今、ハースは非常に有利な立場にある。というのも、ハースは来年のシートが空いている数少ないチームのひとつであり、市場には才能あるドライバーや、なかには強力な資金面のバックアップを持つドライバーも存在しているからだ。そのため小松代表は決断を急がず、走行結果を見た上でドライバーを選ぼうとしている。
ハースは最初にポルトガルのポルティマオで、その次にスペインのヘレスでTPCを行うようだ。こうした取り組み方から、チームがこのTPCをのことを、シートをかけた真のオーディションとして極めて真剣に捉えている姿勢がうかがえる。実際、TPCにはハースのレギュラードライバーであるオリバー・ベアマンも参加し、この4人のドライバーにとってのベンチマークとなるタイムを記録することになっている。
スクーデリア・フェラーリHPのフレデリック・バスール代表はザントフォールトで、マクラーレンがフォルナローリをサポートしているのと同様に、フェラーリもカマラをサポートする用意があるかのと問われると、カマラを全面的に支援していると明言した。
「我々はラファエルを強力に支援している。それはただ財政面だけの話ではなく、今年は彼を多くのTPCで起用した。そのコストは支援額をはるかに上回る」
「来週のテストに向けて彼を万全の状態に整えるためにそうしたのだ。また来シーズンに向けて、彼を(チームに)加入させる最善の方法を探している」


